出版社内容情報
創作活動における「世界設定のつくり方」を解説する本です。
創作全般において「その世界をどこまでイメージできるか(≒設定がどこまで整っているか)」は重要な要素であり、世界観の設定がしっかりしていればストーリーやキャラクターにも説得力が生まれ、作者の個性も活かすことができます。反面、練り込みが甘かったり致命的な矛盾が生じていたりすると作品全体の魅力が損なわれ、「ありがち」の域を抜け出せなくなってしまう難しい要素でもあると言えるでしょう。
本書は創作において常に最大の人気ジャンルである「異世界」を題材に、設定として固めるべきキーポイントや破綻なくまとめるためのコツ、およびテーマに基づいた設定の詰め方を順を追って解説しました。
本書を読めば「オリジナルの作品がつくれない」「創作のイメージがまとまらない」読者でも個性のある魅力的な作品をつくれるようになり、より創作活動を楽しむことができるでしょう。
内容説明
環境、魔法、モンスター、くらし、社会から物語の舞台を創造する。
目次
1章 面白い作品を作るために
2章 世界設定を作るプロセス
3章 自然環境の設定を考える
4章 魔法の設定を考える
5章 モンスターの設定を考える
6章 人々のくらしを設定する
7章 社会形態を設定する
8章 設定の矛盾を解消する
9章 コンセプトから設定を組み上げる
付録 異世界チェックシート
著者等紹介
榎本秋[エノモトアキ]
文芸評論家。各所で講師を務める一方、作家事務所を経営。本名(福原俊彦)名義で時代小説も執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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