出版社内容情報
企業を支える柱=「新規事業」を育て上げるためにいまやるべきことは何か。
本書は、社内新規事業「実現」の手引きです。著者は「社内新規事業では事業規模や事業収益ばかり意識しがちだが、それよりも重要なことがある。それは事業に関係する人との関係性」と説きます。本書の核となる武器が「リレーショナルスタートアップ」。リレーショナルスタートアップの技法によって、新規事業で一番の敵となる「思い込み」の殻を破り、事業立案に必須の現実世界とのコンタクトのしかたを獲得していただきます。そして、新規事業を立ち上げるための具体的なステップとアクションを結集したマニュアルも1章まるごとを使って収録。
長年にわたり新規事業立ち上げに必要な人材や組織作りのサポートに尽力し、スタートアップ企業から大企業まで急成長を裏側から支える著者のすべてがこの1冊にあります。新規事業に行き詰まったとき、悩み抜いているとき、あきらめそうになったときに本書をひもといていただければ、必ず原点に立ち返ることができるはずです。
目次
1 技術力がテック系新規事業を滅ぼす(日本企業の勝ちパターン神話が新規事業創出を鈍らせる;「技術レンズ」と「顧客レンズ」は新規事業創出の両輪 ほか)
2 「人」との関係を意識しながら立ち上げるリレーショナルスタートアップ(会計の視点で新規事業を評価しない;「どんな事業をするか」よりも「人間関係の質」が事業を作る ほか)
3 新規事業立ち上げのための思考変革(新規事業に適した人材育成を意識する;新規事業が「育つ」ための組織作りに取り組む ほか)
4 新規事業の立ち上げ方 技術編(顧客ニーズを把握するためのデータの集め方;アイデア発想の基本 ほか)
5 新規事業立ち上げマニュアル(どこから手をつけたらいいか迷う新規事業の立ち上げ;0→1、1→10、10→100の違いをしっかり認識しておく ほか)
著者等紹介
大槻貴志[オオツキタカシ]
企画経営アカデミー株式会社代表取締役。ゲシュタルト療法士(ゲシュタルト療法学会評議員)。U25スタートアップ起業塾塾長。起業支援プラットフォーム「DREAM GATE」認定アドバイザー。14歳で起業に目覚め、日夜新規事業のことばかり考える「新規事業の中毒者」。早稲田大学を卒業後、キヤノンに入社。新入社員で工場経営者育成コースに配属され、3年間リーダーシップおよび工場経営に関するトレーニングを受ける。2年目には工場で新製品立ち上げを任され、10万点近い部品調達のために、独自にデータベースシステムを構築する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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