出版社内容情報
「病気の原因は何か」や「その病気の感染リスクはどれくらいあるのか」など、病気についての様々な疑問とそれに関係するデータが現代にはたくさんあります。疫学は病気と健康に関する課題に対してデータと調査を基に真実に迫っていく学問です。様々なデータがある中で、どのようにデータを見て偏り(バイアス)のない正しい因果関係を導き出すのかを実際の例とともに考えていきます。
内容説明
疫学は、ロンドンで流行していた感染症であるコレラに対して、その病原菌の発見よりはるか前に危険因子や予防法を突き止めた研究から始まった。地道な調査と論理的な思考によって病気の原因や予防法を突き止める疫学に迫っていく。
目次
第1章 疫学とはなにか
第2章 「人」「場所」「時間」を明らかにする記述疫学
第3章 長年の調査から明らかにする追跡研究
第4章 症例・対照研究(プリオン病を例に)
第5章 その他の疫学研究
第6章 その他の疫学研究(自験例より)
第7章 これからの疫学
著者等紹介
中村好一[ナカムラヨシカズ]
1982年自治医科大学卒業。1992年テキサス大学公衆衛生学部修了。1998年慶應義塾大学法学部卒業。1982~1989年に保健所・県庁衛生部に勤務。その後自治医科大学教員、1999年より教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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