出版社内容情報
ITプロジェクトはその約75%に問題があると言われています。本書は、昨年まで大手メーカーやSIベンダで人気を博したマネージャー向け研修を書籍化したものです。納期の観点から、プロジェクト運営のあるべき姿、やるべき行動、さらに目から鱗のヒントを現場に則した形で解説します。PMBOKの教科書的な説明では語れない、明日から役に立つ発見が満載です。
目次
1 理論編(さまざまな個性のプロジェクト;プロジェクト・リスクとトレードオフにあるもの;プロジェクトにおけるリスク理論;納期遅延のメカニズム)
2 実践編(プロジェクト計画の技術;時間と品質をマネジメント;要求仕様と見積もりの技術…肥大化の防止;良いコミュニケーションにする技術;モチベーションとメンタルヘルスを維持する技術 ほか)
著者等紹介
木村哲[キムラテツ]
元大手SI会社のチーフコンサルタント。1980年にIT業界に入り2000年よりコンサルティング事業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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smatsu
3
唸らされる言葉が多い。プロジェクトとチームを守ろうとしないリーダーには誰もついて来ない。コミュニケーションさえ良好なら多くのプロセスリスクを回避できる。ユーザーは当たり前と思っていることは語らない。何が原因で遅れたのかと聞かれて答えられないのは覚えがないくらい小さな遅延の積み重ねだから。WBSはタスクを羅列したToDoリストではない。長い会議ほど決定事項が少ない(効率の悪い会議だから長くなる)。システム一式とだけ書かれ数量が記載されていない見積は交渉権の放棄に等しい。遅延が発生したときは急がせてはいけない2021/10/24