内容説明
「朝子」「志珠」「毬」「静」「母」「妹」「娘」…わたしを待っているはずなのに、どうして消えてしまうのか。捕まえても、捕まえても、女たちはわたしの手から逃れていく。意識と無意識の境界を彷徨する詩人の夢幻的世界。
目次
夜明けまえのスタートライン
暮れ野で
林間の空港
石室で
青硫黄の底に沈む朝子
朝子の指
小川
光の輪
風とひかりとコスモスのなかで
指輪〔ほか〕
著者等紹介
小笠原茂介[オガサワラシゲスケ]
第三詩集『みちのくのこいのうた』(津軽書房、1981年)で第二三回晩翠賞。「火牛」、「亜土」同人/日本現代詩人会会員
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