内容説明
先進的な機能を駆使した簡潔でバグのないコード。Xcodeで動かしながら学ぶ基本、設計指針、実装パターン。
目次
Swiftはどのような言語か
変数と定数と式
基本的な型
コレクションを表す型
制御構文
関数とクロージャ
型の構成要素―プロパティ、イニシャライザ、メソッド
型の種類―構造体、クラス、列挙型
プロトコル―型のインタフェースの定義
ジェネリクス―汎用的な関数と型
モジュール―配布可能なプログラムの単位
型の設計指針
イベント通知
非同期処理
エラー処理
Webサービスとの連携
ユニットテスト
実践的なSwiftアプリケーション―Web APIクライアントを作ろう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
27
図書館本。個人開発の中で、簡易なiOSアプリの試作が必要となり、初のSwift活用であったので手に取り読了。全体感を掴む上では十分すぎる詳細さも持った一冊。また、さらに必要となったタイミングで再読したいです。2022/09/09
smatsu
2
久々に新しい言語を覚えることになったので、ざっと読む。3版まで重ねているだけあって読みやすい良書ですね。全体に、JavaやC#などの前世代のオブジェクト指向言語にさらに改善を加えたような感じ。コンパイル時点で潰せるエラーは極力つぶせるようにするとか、nil は極力使わせないようにするとか、Javaの歴史から得た教訓がいろいろ生かされているように感じた。初期はコンパイラが大分アレだったようですが、最近はもう安定してきたと聞く。言語仕様はざっくり(本当にざっくりだが)わかった。索引もしっかりしていてgood。2024/10/07
蠍
2
ネットの公式ページなどSwiftについては一通り知っているつもりだったが、本として一通り読んでみたかったので通読。コンパイルエラーになるケースのコードも載っているのはとてもわかりやすくて良かった! 注意としてサンプルコードの機能や命名は実用的ではない。 13章イベント通知、14章非同期処理はSwiftUI(特にCombine), Swift Concurrencyの登場によりdeprecatedな印象。 エラー処理について、15章の使い分けの図が良く、18章のWebAPIクライアント実装も参考になる。 2023/11/29
Q
1
iOSやmacOSのアプリを作るために開発されたSwift言語の入門本。比較的新しい言語がどのような機能を持っているのか気になって手に取った。本書の範囲でだけでも文法はすっきりとしてはいない印象を受けた。良く言えば多機能なのかもしれない。構造体が参照ではなく値なのだという解説に驚いた。コピー/ムーブトレイトを器用に使い分けているRustとは対極にある割り切りだと感じる。2023/03/26