出版社内容情報
Raspberry Piは、手のひらに収まるほど小型でありながら、本格的なコンピュータとして利用できるシングルボードコンピュータの代表格です。近年は、こうしたRaspberry Piの環境にAIを組み合わせる試みが注目されつつあります。生成AIのChatGPTを活用すれば、Raspberry Piの設定方法や電子パーツを動かすプログラムの書き方を相談しながら作業を進めることができ、製作や学習の負担を大幅に減らせます。さらに、Raspberry Pi上でAIモデルを実際に動作させる取り組みも増えています。
本書は、Raspberry Piを用いてAIを活用するための具体的な方法を紹介します。Raspberry Piの操作方法や電子パーツを制御するプログラムの作成など、実践的な作業を進めるうえで生成AIを併用すると、疑問点をその場で解消でき、学習を効率的に進められます。さらに、Raspberry Pi上で大規模言語モデル(LLM)を動作させる方法にも触れるほか、音声を文字に変換する仕組みや、カメラ映像から物体を識別する方法など、Raspberry PiとAIを組み合わせることで実現できる多様な処理を取り上げます。また、Pythonの基礎や電子パーツの扱い方など、土台となる知識も丁寧に解説します。
本書の最後には、AIと電子工作を組み合わせた作品づくりに挑戦します。Raspberry Piを中心に、AIとハードウェアの融合がどのような可能性をもたらすのか、実際の作品を通して確かめていきます。
※本書の内容は『電子工作&サーバー構築徹底解説! ラズパイ5完全ガイド』を基に最新AI活用法を盛り込み大幅に改訂したものです
【目次】
はじめに
本書の読み方
免責事項
第1章 Raspberry Piについて知る
1-1 Raspberry Pi とは
1-2 ラズパイのハードウエアと機能を知る
第2章 ラズパイを使うための準備
2-1 ラズパイに必要な機器
2-2 ラズパイで動作するOS
2-3 Raspberry Pi OSの準備
2-4 Raspberry Pi OSの設定
第3章 ラズパイの基本操作
3-1 Raspberry Pi OSの基本操作
3-2 コマンドを使った操作
3-3 パッケージの管理
3-4 ラズパイを遠隔操作する
3-5 ファイルサーバー
第4章 Pythonプログラミング入門
4-1 ラズパイでのプログラム開発
4-2 Pythonで作成したプログラムの実行
4-3 Pythonの基礎
第5章 AIの活用
5-1 生成AIの活用
5-2 ローカルLLMを動かす
5-3 音声をテキスト化する
5-4 AIアクセラレーターの利用
第6章 カメラ&通信機能を利用する
6-1 カメラで撮影する
6-2 AIカメラの利用
第7章 電子パーツの基本動作を理解する
7-1 電子パーツの購入方法
7-2 電子工作の準備
7-3 電子パーツを接続して動かす
第8章 電子パーツの制御方法の基本
8-1 電子パーツをラズパイで制御する
8-2 LEDの点灯制御
8-3 スイッチの状態を読み取る
8-4 モーターの回転速度を調節する
8-5 ボリュームの状態を読み取る
8-6 温度センサーで計測する
第9章 AIを活用して作品を作る
9-1 アイデアから作品を作る手順
9-2 生成AIを電子工作やプログラムに役立てる
9-3 AIと電子工作を組み合わせた作品を作る
内容説明
ラズパイとAIを楽しむ最新活用法を徹底解説!ダウンロードして試せる!ソースコード+実体配線図で超わかりやすい!マイコンボード&AI活用のワザ満載!
目次
第1章 Raspberry Piについて知る
第2章 ラズパイを使うための準備
第3章 ラズパイの基本操作
第4章 Pythonプログラミング入門
第5章 AIの活用
第6章 カメラ&通信機能を利用する
第7章 電子パーツの基本動作を理解する
第8章 電子パーツの制御方法の基本
第9章 AIを活用して作品を作る
著者等紹介
福田和宏[フクダカズヒロ]
株式会社飛雁代表取締役。工学院大学大学院電気工学専攻修士課程卒。主に電子工作やLinux、スマートフォンの関連記事や企業向けマニュアルの執筆、ネットワーク構築、教育向けコンテンツ作成などを手掛ける。大学校や専門学校、工業技術センターなどで電子工作に関する講義を受け持つほか、「サッポロ電子クラフト部」を主催。物作りに興味のあるメンバーが集まり、数カ月でアイデアを実現することを目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



