出版社内容情報
モーター制御の解説書の決定版!
次世代製品に必須の技術をこの1冊に集約
モーター業界の第一人者が徹底的に解説!
本書は、モーターおよびインバーターを使いこなすための実務書です。必須の技術について基礎から応用までを体系的かつ網羅的に学べます。モーター駆動回路や制御システムを設計するために求められる基礎知識から、より高性能・高機能なモーター制御システムを構築するために必要な技術までをこの1冊にまとめました。600ページを超えるモーター・インバーター制御に関する解説書の決定版です。
初めて電子回路を扱う初心者の方から、企業でモーター駆動システムの開発設計を担っている方まで役立つ内容および構成となっています。
学びやすく、かつ実践力をしっかりと養えるように、第1部の開発設計編と第2部の高性能化編の2部構成としました。
第1部の開発設計編では、モーター駆動システムを開発設計する上で不可欠となる基本的な技術を一通り解説します。具体的には、アナログ量を正しく取り扱うための基本技術や、電気回路で使用される部品と特性、半導体デバイスの種類やその利用法、モーターの種類と特徴、モーターの構成要素や電気的特性、モーターを駆動する回路技術、モーター制御やセンサー回路で使用する基本的なアナログ回路の設計法や特徴、使い方について取り上げます。
第2部の高性能化編では、効率・性能・信頼性に優れるモーター駆動システムに仕上げるために必要となる、モーターを精密に制御するための技術を解説します。具体的には、制御システムのための基礎知識、モーター制御のためのラプラス変換、ノイズ対策と長寿命化、モーター制御システムで使用されるセンサー、永久磁石同期モーターの電気的特性、モーターの高性能化を実現すDC-Dコンバーター、ベクトル制御、センサーレス制御を取り上げます。
日経BPの技術系「教科書シリーズ」の17冊目です。事例内容の充実を図り、図版を大きく掲載した「プレミアム教科書」に仕上げました。
【目次】
第1部 開発設計編
第1章 制御のための基礎電気回路
1.1 電気回路の基本
1.2 受動素子と能動素子
1.3 電気回路要素
1.4 直流回路
1.5 直流回路の諸定理
1.6 回路の電流計算法
1.7 交流回路を扱うための基本
1.8 交流回路
1.9 交流電力
1.10 交流回路の諸定理
1.11 回路の電流計算法
1.12 共振回路
1.13 交流回路における要素の特性
1.14 電力
1.15 電磁結合
第2章 半導体の種類と特性
2.1 ダイオードの特性と種類
2.2 整流回路、並列接続回路
2.3 トランジスタの構造とリニア動作領域
2.4 J-FETとMOSFET
2.5 MOSFETのスイッチング回路と注意点
2.6 IGBT、SiとSiCのMOSFET、これからのパワー回路
2.7 スイッチング損失と小型化
2.8 MOSFETの使用上の注意
2.9 MOSFET駆動回路設計上の注意点
第3章 モーターの種類と特徴
3.1 モーターと分類
3.2 モーターの特徴
3.3 ブラシ付きDCモーター
3.4 モーターの回転原理
3.5 交流モーター
3.6 スイッチトリラクタンスモーター(SRモーター)
3.7 超音波モーター
3.8 永久磁石同期モーター
3.9 ローターの磁石の配置と形状
3.10 結線方式、効率
第4章 モーターの構成要素と特性
4.1 モーターの構造と磁石の種類
4.2 銅線の種類・巻き線の占積率・固着法
4.3 モーターの高性能化のために
4.4 モーターのパラメーター・慣性モーメント・鎖交磁束の計測法
4.5 永久磁石同期モーターのパラメーター計測法
4.6 コギングトルクと計測法
第5章 ブラシ付きDCモーターの電気的特性とシミュレーション
5.1 回路方程式
5.2 等価回路
5.3 伝達関数
5.4 ブロック線図
5.5 シミュレーション
5.6 C言語によるシミュレーション
5.7 制御用関数
5.8 制御用関数とプログラム
5.9 ctrl_func.cについて
第6章 モーター駆動方式と駆動回路
6.1 モーターの駆動方式
6.2 モーター駆動電圧は高電圧化に移行
6.3 PWM駆動とは
6.4 ブラシ付きDCモーターを正転・逆転可能な駆動回路
6.5
内容説明
モーター制御解説の決定版!次世代製品に必須の技術を網羅―モーター業界50年の第一人者が高機能・高性能なモーター駆動システムの制御に不可欠の知識・技術を徹底解説。
目次
第1部 開発設計 編(制御のための基礎電気回路;半導体の種類と特性;モーターの種類と特徴;モーターの構成要素と特性;ブラシ付きDCモーターの電気的特性とシミュレーション;モーター駆動方式と駆動回路;ブラシレスDCモーターの方形波駆動;モーター制御に有用な回路;センサー回路などで使用するアナログ回路)
第2部 高性能化 編(制御のための基礎知識;モーター制御のためのラプラス変換;ノイズ対策と長寿命化;モーター制御システムで使用されるセンサー;永久磁石同期モーターの電気的特性;モーターの高性能化を実現するDC-DCコンバーター;ベクトル制御;センサーレス制御)
著者等紹介
〓橋久[タカハシヒサシ]
静岡理工科大学 総合技術研究所 客員教授。電動モビリティシステム専門職大学 電気自動車システム工学部 学部長、教授。モーター分野に50年間携わり、アカデミックな研究開発から企業の応用製品まで豊富な経験・知見を備えたモーター業界の第一人者。1975年、職業能力開発総合大学校 電気工学科卒業、職業能力開発総合大学校 助手、講師、助教授、准教授。2011年、静岡理工科大学 大学院理工学研究科 専任教授。2012~2017年、エデュケーションサイト長、創造工学センター長。2018年3月定年退職。2020年4月、静岡理工科大学 総合技術研究所 客員教授。電動モビリティシステム専門職大学 電気自動車システム工学部 学部長、教授。2014~2020年、モータドライブ応用研究会 代表幹事。2018年~有識者会議 未来創造まちづくり構想会議 委員など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



