出版社内容情報
2025年4月、改正建築物省エネ法が施行され、ついに全ての新築建築物に対して省エネ基準への適合が義務づけられました。さらに政府は、2030年度までに省エネ基準を上回るZEH水準の適合義務化を目指しています。しかし、省エネ基準やZEH水準で脱炭素が実現できるかと言えば、必ずしもそうではありません。気鋭の研究者である前真之・東京大学准教授が、設備ごとの課題から、国の政策まで、エコハウスを巡る23の疑問に答え、健康・快適で電気代も安心な「ホントのエコハウス」のつくり方を指南します。
【目次】
第1章 エコハウスはなぜ必要?
Q1 冬の寒さはいかようにもなる?
Q2 夏の暑さは通風でしのげる?
Q3 電気代はまた安くなる?
Q4 ZEHやGX志向型住宅で十分?
第2章 省エネ政策の問題
Q5 2025年適合義務化はベストタイミング?
Q6 「ZEH水準」で2030年もバッチリ?
Q7 ZEH-Mはすごいマンション?
Q8 ラベル表示で省エネ住宅が選ばれる?
Q9 賃貸住宅はいつまでも低性能?
Q10 補助金で家の省エネ性能は上がる?
第3章 断熱・気密
Q11 トップランナー制度で窓は良くなった?
Q12 ZEH水準の等級5で断熱は十分?
Q13 断熱の省エネ効果はたいしたことない?
Q14 断熱があれば気密はいらない?
第4章 空調・給湯
Q15 窓はとりあえず引き違いでOK?
Q16 いつでもどこでも快適温度だと暖冷房費が大変?
Q17 エアコンは大能力の最新モデルが最高?
Q18 暖冷房のやり方には「正解」があるの?
Q19 エコキュートは深夜にお湯を沸かすもの?
第5章 太陽光・蓄電池・EV
Q20 太陽光発電は載せではイケナイ?
Q21 太陽光発電は載せたら損をする?
Q22 定置型蓄電池は入れなきゃだめ?
Q23 電気自動車は普及しないよね?
エピローグ
Q24 みんなエコハウスに住めるかな?
内容説明
23の疑問へのファイナルアンサー、つくり手と住まい手の必読書。「ZEH水準」で2030年もバッチリ?太陽光発電は載せたら損をする?気鋭の東大准教授が住宅産業のウソを喝破!目指すべきは健康・快適で電気代も安心なホントのエコハウス。
目次
第1章 エコハウスはなぜ必要?(冬の寒さはいかようにもなる?;夏の暑さは通風でしのげる? ほか)
第2章 省エネ政策の問題(2025年適合義務化はベストタイミング?;「ZEH水準」で2030年もバッチリ? ほか)
第3章 断熱・気密(トップランナー制度で窓は良くなった?;ZEH水準の等級5で断熱は十分? ほか)
第4章 空調・給湯(窓はとりあえず引き違いでOK?;いつでもどこでも快適温度だと暖冷房費が大変? ほか)
第5章 太陽光・蓄電池・EV(太陽光発電は載せてはイケナイ?;太陽光発電は載せたら損をする? ほか)
著者等紹介
前真之[マエマサユキ]
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授。博士(工学)。1975年生まれ。98年東京大学工学部建築学科卒業。2003年東京大学大学院博士課程修了、建築研究所などを経て、04年10月に東京大学大学院工業系研究科客員助教授に就任。2008年から現職。専門分野は建築環境工学で住宅のエネルギー消費全般を研究。健康・快適な生活を太陽エネルギーで実現するエコハウスの実現と普及のための要素技術・設計手法の開発に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。