出版社内容情報
いまや世界企業となった京セラ。その創業者である稲盛和夫の経営哲学はいかにして形成されていったのでしょうか。
2004年に出版された本書は、少年時代から20歳代、30歳代そして40歳代までに亘る言動や悩み、苦難突破の日々を克明に描いた稲盛本の「初期傑作」の1冊です。
内容説明
臆病者と呼ばれ、学校に行くにも泣きわめいていた稲盛少年は、結核で生死の境をさまよい、受験にも失敗するなど、苦難と挫折に幾度も直面した。そこからどのようにして名経営者へと羽ばたいていくのか。少年・青年時代の心の葛藤と初期の京セラの様子を記した本書は、「年若い読者へ」と寄せた稲盛本人の献辞とともに、すべての若者に読んでほしい人生の物語。
目次
1部 臆病者が溝を飛び越えた(泣き虫の章;病いと心の章;焼跡の章;出郷の章;松風の章)
2部 男どもが疾駆する(宿命の章;流動の章;賭けと変身の章;戒めの章;危機の章;狂の章;夢の章)
著者等紹介
加藤勝美[カトウカツミ]
1937年秋田市生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、月刊誌「オール関西」編集部、在阪出版社編集長を経て、82年からフリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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正しいと思ったことはやり通す 男の腹から出た言葉 会社の経営は芸術 鞍上人なく鞍下馬なし ハングリーな状態の維持 夜鳴きうどん屋の経営者意識 どこにもないという企業 泥水の中で這いずり回る前線部隊長 人間として正しいこと 経営は仏道修行 会社の体面より人間性 周囲から感謝される人間 天井を見つめる空想の世界 株主の期待に応えて骨が折れるまで走り続ける義務 時間当たり採算の重視 京セラ共同体 物や理科を追いかけて立派な人間 テイルエフェクトへの対応力 京セラの常識 原理原則に基づいた倫理観2025/05/06