出版社内容情報
再生の旗手、希代のマーケターとして知られる森岡毅氏の強さの根源を日経ビジネス記者が徹底解剖!
大きな挫折を経験した森岡氏はどのようにして立ち直ったのか。
快進撃の背景にある、森岡氏率いる100人の異能集団「刀」とは?
リスクを取り、新たなビジネスモデルを生み続ける森岡氏と仲間たちによる挑戦の物語。
マーケティングだけでなく、森岡流の組織論やリーダー論も学べる1冊!
あらゆるテーマパークの再生から、食品や外食の既存市場の成長など、マーケティングで結果を出し続ける森岡氏だが、そのすべてを一人で担っているわけではない。
森岡氏率いる精鋭集団「刀」の存在が背景にある。森岡氏は仲間とどのような言葉を交わし、様々なプロジェクトで結果を残してきたのか。
その息づかいを表現することで、森岡氏や彼が創った刀という組織の実態に迫ったのが本書だ。
一度挫折したプロジェクトも、停滞市場の事業だとしても、刀は諦めない。
最後までやり切るための思考と独自の「数学マーケティング」で道を切り拓く。
そして、自らをでこぼこな性格という森岡氏の組織づくりは強みを生かす。
「その物件、その人、その文脈、すべての事象には特徴がある」(森岡氏)
あらゆるものから強みを見いだし、組み合わせ、最強組織をつくる森岡流の組織論とは。
事例を通して森岡イズムを体得できる1冊。
これを読めば、あなたもきっと前を向ける!
すべてのビジネスパーソンに贈る勇気の書!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たらお
17
既存の施設を生まれ変わらせ、話題を提供する森岡率いる企業「刀」を日経ビジネスが取りあげ、更に掘り下げた本書。手がけた事業で異色なのは、高血圧のオンライン診療。通常診療だと継続率が6ヶ月後には40パーセントに落ち込むところを90パーセントにとどめているのは、患者の声に出せない悩みや望みを探り当てたから。「何が変われば100点になりますか」の問いで、改善点を見出す。沖縄でのテーマパーク・ジャングリアのオープンに合わせて上場も視野に入れる。応援したい企業である。2024/12/28
Micky
2
USJ、ハウステンボス、イマーシブ・フォートと立て続けに再建を成し遂げる森岡毅率いる“刀“。その強さのの源泉を日経ビジネスの丁寧な取材で明らかにする。表面的には理解できるが、では真似できるかとなるとそれは別問題。森岡氏のみではなく“刀“の異能集団の集合知は抜きん出ている。 ところが事務所は質素で金を使うところではないとのこと。少し成功すると立派なオフィスを構えるネット企業には耳の痛い話だ。 “ジャングリラ“多いに期待できます!2025/02/27
トシヒーロー
2
森岡毅を外部の人から扱った内容で、また、刀の内情を明かされている点が興味深い。沖縄のテーマパークやピィーナスフォートを居抜きでなど面白く無いわけがない内容てんこ盛り。森岡毅は、本当にパッション溢れる人なんだとひしひし伝わるしら数学的マーケティングによる各企業への支援は、凄いとしか言いようがない。2025/01/20
天切り松
1
「消費者行動を左右する3要素」。 競合と比べてその製品・サービスがどれだけ選ばれる可能性があるかを示す「プレフアランス(相対的好意度)」、 どれだけ多くの人に知ってもらえているかの「認知」、 製品・サービスの手の取りやすさを示す「配荷」。 森岡さんの本を読む前に。2025/05/16
クリアウォーター
1
★★★★☆本書は、たぐいまれな執念と独自のマーケティングによって、自らの成長を目指すだけでなく、日本の未来を切り拓こうとする森岡毅氏と株式会社刀について書かれている。森岡毅氏は多くの著書を出しているが、自著であるため一人称の視点になっている。一方、本書は第三者である記者の客観的な視点から、森岡毅氏だけでなく、その周りの役員、社員にも焦点を当て、なるべく行動の背景にある心情まで分かるように書いた「森岡氏とその仲間たちの物語」になっている。停滞したビジネスシーンを打ち破り、勝ち切るためのヒントがつまっている。2025/04/24
-
- 和書
- 法令用語ア・ラ・カルト