出版社内容情報
なぜ「アクティブシニア」の消費は盛り上がらなかったのか?
日本の若者研究の第一人者であるマーケティングアナリストがシニアを独自調査
健康・お金・人間関係の悩みなど……リアルなシニアの実態が浮き彫りに!
これから"黄金期"を迎えるシニアマーケティングの新常識が学べる1冊
この本は「シニア世代のマーケティング」について書かれた書籍です。
「2025年問題」とは、日本で最大のボリュームを誇る「団塊の世代(1947~49年ごろに生まれた人々)」が全員75歳以上の後期高齢者になることによって起こる問題を指します。しかし、それは負の側面ではなく、消費という観点から見ると、史上最高、世界最大級の後期高齢者マーケットが誕生するということを意味します。
しかし、これまで多くの企業が、高齢者を"ひとくくり"にし、本格的なマーケティングに取り組んできませんでした。そこでシニアの独自調査をしてみると、戦後生まれの「団塊の世代」とそれ以前の「戦中・戦前の世代」とでは、価値観が全く異なることが分かりました。分かりやすくいえば、お笑いビッグ3でも、キネマ世代のタモリ、団塊の世代の北野武(ビートたけし)、しらけ世代の明石家さんまで、考え方や行動に違いが見られるのです。
こうした世代ごとの特徴を、具体的に、分かりやすく解説しています。
さらに、調査からは"デジタルの壁"の存在が見えてきました。推計2222万人超いるとされる、パソコンやスマートフォンを使いこなす"デジタル高齢者"の方が、「健康」で、「お金に余裕があり」、「人間関係も良好」であることが見えてきたのです。つまり、シニアはデジタル高齢者を目指し、企業は消費意欲が旺盛なデジタル高齢者に愛されることが、これからの時代は必要になってくるのです。
内容説明
健康・お金・人間関係…、独自調査で分かった悩みの真相と解決法。
目次
第1章 アクティブシニア信仰はなぜ崩壊したのか
第2章 高齢者世代論 タモリはキネマ、たけしは団塊、さんまはしらけ
第3章 高齢者調査から見えたのは“デジタルの壁”
第4章 高齢者は「8パターン」アプローチ法決定版
第5章 デジタル高齢者マーケティング実践編
第6章 “特別対談”「80歳の壁」から見た、シニアにおける「デジタルの壁」の重要性(和田秀樹×原田曜平)
著者等紹介
原田曜平[ハラダヨウヘイ]
マーケティングアナリスト。芝浦工業大学デザイン工学部教授。1977年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、博報堂に入社。ストラテジックプランニング局、博報堂生活総合研究所、研究開発局を経て、博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー。2018年に退職し、マーケティングアナリストとして活動。芝浦工業大学デザイン工学部教授、信州大学特任教授、レイヤーズ・コンサルティング顧問を務める。03年、JAAA広告賞・新人部門賞を受賞。19年1月より渡辺プロダクションに所属し、フジテレビ「新・週刊フジテレビ批評」、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」、NHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」などに出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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