城砦〈下〉

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城砦〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784296205103
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

 忘れられた名著であるJ.A.クローニンの「城砦」が夏川草介氏の新訳でよみがえりました。英国の医師であり小説家だったクローニンと、日本の医師である「神様のカルテ」シリーズの著者である夏川草介氏。この時代を越えたコラボで新たに誕生したのが「新訳 城砦」です。
 本書は、医師の仕事に情熱を燃やす若き医師アンドルーが様々な苦難に立ち向かう半生を描いたものです。ある時は、医療制度に立ち向かい、ある時は、富や名声への渇望という自らの欲望に足をさらわれそうになりながら、希望の灯を絶やさない心の軌跡が描かれています。「何のために生きるのか?」「何のために働くのか?」そんな人生の難問に出逢った際、きっと本書から得るものがあるはずです。いつの時代であっても生きていればかならず遭遇する苦難や人生の落とし穴。あなたはどう対応しますか。

内容説明

「人生とは、未知に対する戦い。ひどい上り坂を諦めずに上っていくこと。そして、頂上にある城砦を絶対に打ち破らなければいけない」と語っていたアンドルーですが、極貧生活を経て、富や名声への渇望を募らせます。そして悲劇が訪れて…。あなたにとっての“城砦”とは何ですか?それを打ち破る覚悟はありますか?

著者等紹介

クローニン,アーチボルド・ジョセフ[クローニン,アーチボルドジョセフ] [Joseph Cronin,Archibald]
スコットランドの小説家、劇作家、ノンフィクション作家(1896年‐1981年)。グラスゴー大学で医学を学び、第一次世界大戦のイギリス海軍外科医として働いた経験を有する。南部ウェールズの鉱山町トレデガーで開業した経験を基に執筆したのが、ウェールズを舞台にした本書『城砦』である。『城砦』は日本に紹介されると同時にベストセラーとなり、同書の影響で医師を志した若者が多く、座右の書として摩り切れるまで読み返したという医師も少なくなかった

夏川草介[ナツカワソウスケ]
1978年生まれ、信州大学医学部卒。2009年に『神様のカルテ』(小学館)で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同シリーズは累計発行部数330万部のベストセラー。2024年本屋大賞ノミネート作の『スピノザの診察室』(水鈴社)などを執筆。本書は初の翻訳小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

167
上下巻、800頁弱、完読しました。著者の自伝的成長譚医師の大河小説でした。100年近く前に書かれた作品ですが、今も色褪せない普遍的な内容です。しかし「城砦」というタイトルに違和感を感じました。内容にそぐわない気がします。 https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/041500053/082600327/?cx_testId=3&cx_testVariant=cx_1&cx_artPos=1&i_cid=nbpbkp_atcl_rec#cxrecs_s2024/09/13

ナミのママ

71
臨床経験を積み研究テーマも決まってきたが医学の会話をする仲間がいないアンドルー。大学時代の友人とその仲間と知り合ったものの取り込まれ富と名声に溺れていく。そして夫婦は必ずしもいつも同じ方向を見ているわけではない。心配する妻クリスティンの気持ちがせつない。それでも夫から離れていかなかったのは愛?時代?人生に不要なものはないと考えれば回り道をしたような時期もアンドルーの土台となるのだろう。日本でも「炎のカルテ」で連ドラ化し一世風靡した作品は著者の自伝的小説。連休後半の一気読み。手元に残しておきたい良作。2024/09/23

名古屋ケムンパス

51
主人公アンドルーが理想の医療環境の整備(「城砦」づくり)の大切さに、紆余曲折の末に気づく覚醒の下巻です。 極めて優秀な医師であっても職に恵まれるわけでなく、誠心誠意の診療が名誉と富を約束してくれるわけではありません。最愛の妻クリスティンの願いが彼に届いたときになお、新たな不幸に出会う理不尽さに打ち負かされてしまいます。でも、医師としての矜持を崩さぬ診療姿勢こそが、崇高な価値をもたらす源泉であることを教えてくれています。2025/04/10

mayumi

23
上巻ではあんなに情熱に満ち溢れていたアンドルーが金の亡者となり、一番なりたくなかったであろう医師になってしまうくだりは読んでいてもどかしい。何とか彼を正しい方向へと導こうとする妻クリスティンに辛くあたり、他の女性に目を向けるあたり、読んでいてイライラした。ただ、決定的な悲劇が起こり、目を覚ました彼を更なる悲劇が襲う。そんな彼を支えたデニーの不器用な優しさに救われる。アンドルーの行く道は決して平坦ではないだろう。でも彼はこの先ずっと患者にとってよい医師であり続けるだろうと思えるラストだった。2024/09/06

tom

20
「伝説の名著」という触れ込みの本。読んでみると、いかにも古い。とにかく古すぎる。後書きによれば、私より前の世代には、医者を志す端緒にもなった本らしい。前巻では、主人公は医者としてのステイタスを得るために研究と治療に邁進した。でも、この巻の前半では、ステイタスを得て権威と金目に目がくらむ生活。そして後半・・・。ようやく「医は仁術」に目覚める。そういう展開ですよねという感じ。若者が医者の世界を目指す物語なら、「泣くな研修医」のほうが、よほど心地よい。申し訳ないけれど、私には、少々退屈な医師道小説に終わる。2025/03/12

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