出版社内容情報
世の中で多発する土砂崩れや水害といった自然災害、建設事故――。こういったトラブルがなぜ起こるのか、二度と起こらないようにするためにはどうすべきかを一般の人に伝える力が重要になっています。そういったトラブル発生のメカニズムを、ホームセンターなどで手軽に入手できる材料を使って模型化し、分かりやすく説明している書籍です。若手土木技術者などへの研修コンテンツ、および業界入力前の土木系学生の教育用コンテンツとして最適です。書籍に載っている模型は「ドボク模型」という名前で業界で知られており、2015年に発行した第1段の書籍の続編が待望されていました。なお、模型実験は、公共インフラ整備の事業者が一般市民向けに土木技術の意義をPRする際のプレゼンテーション手法としても活用できます。
なお本書に記載のQRコードを読み込めば、模型のつくり方や解説を動画で視聴できます!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らっそ
8
擁壁は怖いことがわかった2024/03/26
skr-shower
4
他地区図書館本。これは実験してみたくなる。ナットだったり豆腐だったりスポンジや重しなど身近な物でできて、自由研究にも楽しそうな題材。これからは斜面を眺めて想像する項目が増えそう。2024/02/12
mekatamatama
2
ナットで土砂の動きを見えるようにしているのは面白いわー。杭打つ効果がまるわかり!!2024/03/14
やっぱ本好きだわ
2
土木に関する興味深いテーマが盛りだくさん。 地山の崩壊モデルなど動きが判りやすくてとても面白い。2024/01/28
かず坊
1
★★★☆☆図書館 202312 基準に従って設計するが・・・その基準の意味を理解するのに模型というのは効果的だと思います。 社会を下支えする土木を理解してもらうための筆者の取組みに敬意を表します。 ・トンネルの切羽の崩れ方:2016JR博多駅前の大規模陥没 ・トンネルに掛かる偏圧:坑口付近の掘削では抑え盛り土 ・杭に働く力:2015横浜の新築マンションの杭施工データ改ざん(三井不動産) ・シールド機が土砂を取り込み過ぎ:2020調布の道路陥没(外環道)などなど2024/03/17