内容説明
2013年春から夏まで50回にわたり、東京新聞と北陸中日新聞に掲載され、大反響を呼んだ「がんと明け暮れ―記者が綴る10年の記録」が待望の書籍化。新聞で書き切れなかったがん体験のエピソード、記者物語、ジャーナリズム論などを大幅に加筆。今や2人に1人ががんに罹ると言われている時代―。筆者は胃、食道、咽頭などあちこちに発症しながら10年生き、現在も元気そのもの。ペンとフラメンコギターを抱えて、取材に遊びに海外まで飛び回る。そんなジャーナリストの人生航路!!
目次
第1章 雪の金沢で―北陸中日新聞での出来事
第2章 がんセンターとの長き付き合い―去来する激職記者時代
第3章 手術を凌いで―夢のなかに見た取材合戦
第4章 東京本社に戻って―メディア・報道の在り方を考える
第5章 がん発症の連続―心打たれるジャーナリストたち
第6章 匍匐前進あるのみ―病のなかに検察不祥事を斬る
第7章 終わらぬ旅路―特ダネ競争の意味を考える
第8章 生死のなかの雪ふりしきる―記者魂を心の支えに