出版社内容情報
ChatGPTによる「産業革命」が始まった。導入企業の狙い、新技術の全貌、IT企業の戦略を一冊に
いち早く使いこなして備えなければならない――。
「ChatGPT」に代表される生成AIの登場に産業界は敏感に反応した。世界中を魅了した新技術は、ビジネスの在り方を変えると確信したからだ。
大手企業もスタートアップも垣根はない。生成AIの実用化を巡るレースは既に始まっている。
本書では30社に上る企業の導入・活用事例や業界動向をたっぷり収録。マイクロソフトとグーグルを軸に回るグローバルトレンド、実際の企業導入に当たってのポイント、配慮したい法規制など、今知っておきたい内容を総まくりした。
テクノロジーの巨大な転換点を前に、企業はいかに動けばいいのか。手がかりをつかむための材料がここにある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
14
ChatGPTについての本を何冊も乱読してきたが、日経系の雑誌記事をまとめたこのムックの情報量が抜きんでていて、かなり読みごたえがあった。中でも、興味深かったのは生成系AIを「否定の材料」に使っているという建築家・隈研吾さんのインタビュー。隈さんの事務所では、隈研吾を超えるものをつくるために、生成AIを利用しているそうだ。他にも、ChatGPTを学習に導入している小学校では、ChatGPTに回答をさせたうえで「で、あなたはどう思う?」という流れをカリキュラムに組み込んでいる話もおもしろかった。2024/01/04
luckyair
3
発行が23年の9月ということは、内容はその3ヶ月ぐらい前?24年の2月時点ではまださほど内容に古さは見られないが、世界はどんどん進んでいるのかもしれない。本書にあったように1人で100人分の仕事をする人と全く何も出来ない人が分かれてくるかもしれない。とりあえず生成AIでは市場付加価値の高い(=資産の有無が不平等につながる)業務独占資格を代替できるように頑張ってほしい。★★☆2024/02/12