出版社内容情報
これは正論の競争じゃない。雇用をめぐる国家間の戦いだ――。
世界中で進むエンジン車からEV(電気自動車)へのシフト。欧州はエンジン車の販売を実質的に禁止する方針を打ち出し、米国は""国産""のEVの優遇を始めた。自動車メーカーを巻き込んだEVシフトは、各国政府の陰謀か、それとも世界全体の未来か。
欧州を中心に駆け回って自動車メーカー幹部やEVユーザーを徹底取材した著者が分析する、EVシフトの本当の意味とは。そして、トヨタ自動車をはじめとする日本の自動車メーカーにどんな影響をもたらすのか。2050年の「カーボンニュートラル」実現に向けて大きく転換する巨大産業の行く末を占う。
内容説明
400兆円産業をめぐる権謀術数。EVの覇権争いが日本を襲う。テスラ、BYD、VW、トヨタ―勝者は誰だ。これは正論の競争じゃない。雇用をめぐる国家間の戦いだ。世界の自動車メーカー幹部・現場を徹底取材。
目次
第1章 攻めるテスラ、BYD どうするトヨタ、VW?
第2章 フォルクスワーゲン “地獄”からのEVシフト
第3章 これはトヨタの未来か VWが直面する5つの課題
第4章 「欧州の陰謀」論から世界の潮流へ
第5章 EVユーザーの実像 もはや「ニッチ」ではない
第6章 高級車勢は「EV専業」 ボルボ・メルセデスの深謀遠慮
第7章 フェラーリとポルシェ 半端では生きられぬエンジン
第8章 テスラとBYDの野望 電池と充電が生む新ビジネス
第9章 EVリストラの震源地 部品メーカーの下克上
第10章 EV化で仕事がなくなる?労働者たちの苦悩
第11章 「出遅れ」トヨタの課題と底力
著者等紹介
大西孝弘[オオニシタカヒロ]
日経BPロンドン支局長。1976年横浜市生まれ。上智大学法学部卒業後、2001年に日経BP入社。週刊経済誌「日経ビジネス」、日本経済新聞・証券部、環境専門誌「日経エコロジー」の記者を経て、2018年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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