出版社内容情報
旧日本道路公団(現NEXCO)などで高速道路の斜面防災に長年携わった筆者が、2人合わせて延べ80年の実務経験を生かし、斜面の防災・減災ノウハウを106のポイントに整理。実際の災害や防災工事の事例ををふんだんに盛り込みながら、図や写真とともに分かりやすく解説する。「斜面防災100のポイント」(鹿島出版会、1986年発行)の大幅な増補改訂版となる本書は、地球温暖化による豪雨災害が激甚化し、斜面防災・現在の重要性が高まっている今、初心者からベテランまで、また道路管理者から設計者、施工者に至るまで、斜面防災に携わる技術者にとって必携の一冊である。
内容説明
現場の経験と最新の技術で激甚化する自然災害に克つ!80年の経験則から導く。
目次
第1章 インフラ環境と斜面防災
第2章 豪雨災害の実態と斜面排水対策
第3章 斜面防災対策のための現地調査および改良工事設計の着眼点
第4章 法面保護工、補強土工、擁壁工、土石の捕捉工
第5章 対策工、抑止工(グラウンドアンカー工、杭工)
第6章 斜面災害(崩壊)の短期予測・直前予測と災害直後の対応
著者等紹介
奥園誠之[オクゾノセイシ]
工学博士。(株)高速道路総合技術研究所研究アドバイザー、(財)高速道路調査会フェロー。1962年に鹿児島大学文理学部卒業後、日本道路公団入社。81年に工学博士(東京大学大学院)。96年に九州産業大学工学部教授着任。2011年に西日本高速道路エンジニアリング中国(株)技術顧問に就任
下野宗彦[シモノムネヒコ]
博士(工学)、技術士(建設部門、応用理学部門)。西入本高速道路エンジニアリング中国(株)執行役員技師長。1985年に広島道路エンジニア(現・西日本高速道路エンジニアリング中国(株))入社。2005年に(財)高速道路技術センター出向。06年に西日本高速道路エンジニアリング中国(株)調査設計部復職。20年に同社執行役員技師長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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