出版社内容情報
江戸時代初期の実相に迫る、歴史ミステリーの傑作!
時は四代将軍・家綱の世。天下をゆるがした島原の乱の余燼がくすぶり、幕藩体制が盤石ではなかった時代。公儀の執拗な締め付けに苦しむ豊後・岡藩の第三代藩主となった中川久清が、山中で不思議な娘と出逢う。行方をくらませた娘を探し求めるうちに「中川の誇りを貫いてくれ」と言い残して逝った先代が秘してきた切支丹庇護の痕跡が次々と露わになり、祈りの場に娘の姿を見つけた時、久清の運命は大きく変わり始める。やがて自らの出生にまつわる壮大な秘密も明らかになっていき――なぜ大名はくじゅうの山に登ったのか? 見えない敵と戦ってきた大名が目指した理想郷とは?
【目次】
内容説明
岡藩の取り潰しをもくろむ幕府の執拗な探察・密謀。狙いは隠れ切支丹の弾圧なのか、それにしては…やがて自らの出生にまつわる壮大な秘密が露見する。江戸時代初期の実相に迫る歴史ミステリーの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
158
1日空きましたが、上下巻、630頁、完読しました。 上巻同様、登山大名のイメージは薄く、愛に生きたキリシタン大名と言った感じでした。実在の大名とのことですが、かなり史実とは乖離している様な気がします。特に豊臣の血縁。コストの関係で、挿絵を巻頭に纏めたんだとは思いますが、出来れば文中にその場面の挿絵を挿入して欲しかった。 https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/25/09/12/02194/2025/11/20
kawa
30
江戸時代初期の九州・岡三代目藩主中川久清が主人公の歴史小説。日本経済新聞連載時に読了。江戸初期の大名間の人間関係が興味深かったが、細切れ読書でストーリーがなかなか脳内に定着しなかった印象。書籍化をきっかけに再読したい。備忘として記録。 2025/10/18
星落秋風五丈原
26
時は四代将軍・家綱の世。天下をゆるがした島原の乱の余燼がくすぶり、幕藩体制が盤石ではなかった時代。公儀の執拗な締め付けに苦しむ豊後・岡藩の第三代藩主となった中川久清が、山中で不思議な娘と出逢う。行方をくらませた娘を探し求めるうちに「中川の誇りを貫いてくれ」と言い残して逝った先代が秘してきた切支丹庇護の痕跡が次々と露わになり、祈りの場に娘の姿を見つけた時、久清の運命は大きく変わり始める。やがて自らの出生にまつわる壮大な秘密も明らかになっていきなぜ大名はくじゅうの山に登ったのか? 2025/11/07
Atsushi Kobayashi
17
面白かった 最後にもうひと押し、複雑な背景が。。。2025/10/22
やっちゃん
16
この主人公、子ども作ってばかりで特に見せ場もなく‥まあ殿様なんてそんなもんか。盛り上げどころもナレーションのような感情の起伏が少ない文章で少しもったいないと思われる。巻頭の挿絵がすごく良い。登山大名ってタイトル詐欺だよ登山するかと思うじゃん!2026/01/05




