出版社内容情報
「バズる」情報の嵐の中で、新聞コラムを書くということ――日経1面「春秋」を執筆して20年。日本記者クラブ賞受賞記者が明かす、書き言葉で伝えることの難しさと大切さ
(※この↑の2行はゴシック体にしてください)
やわらかな語り口、しみじみとした読後感、そこに耳かき一杯の毒――それこそが新聞コラムの理想。批評精神が命でテーマも森羅万象にわたるが、大上段に振りかぶらず、説くのではなく語る。筆者が執筆してきたコラムを引きながら、日経新聞で100年続く「春秋」にこめた想いを綴る。
【目次】
SNSの嵐の中で--改訂新版のためのはしがき
第1章 新聞1面コラムって何?
コラムは社説のファミリー/「小文字」のオピニオン/「説く」よりも「語る」/「寅さん」の語りに惹かれて/歴史をたどれば1世紀/初期の書き手は多士済々/薄田泣菫と高田保/藤沢周平も書いていた/謎のひとつは▼▲◆/批評精神が命/斎藤緑雨という人/ユーモアとペーソス
第2章 コラム書きのある一日
きょうのネタは?/素材と調味料とスパイス/悩み多き4コマ/本を読んでも映画を観ても/雑学の効用/図書館はコラム書きの友/映画は最高の調味料/コラムはネットに頼れない/推敲と「捨てる覚悟」
第3章 コラム書きのコラム解剖
「嘆く」/「怒る」/「喜ぶ」/「見た」/「聞いた」/「行った」/花鳥風月を歌う/記念日/追悼/手紙に託す
第4章 コラムの中の作家たち
向田邦子/池波正太郎/宮脇俊三/永井荷風/古川ロッパ/太宰治/林芙美子/三島由紀夫/小津安二郎/石垣りん/開高健/阿久悠
第5章 ネット社会のコラム
43年前の騒動/コラムは「刺さる」/「正義」は暴走する/「物語」の落とし穴/歴史意識と批評精神/令和ニッポンはどこへ/デジタル時代の「高級品」/緑雨の教え
ほか
第6章 コラム書きの文章作法
文章術の迷宮/「5W1H」と「1W1H」/短く伝える/語彙力が勝負/紋切り型は悲し/「クサい」言葉/漢字ひらがな外来語/神は語尾に宿る/体言止め/辞書を引こう
改訂新版のためのあとがき
内容説明
やわらかな語り口、しみじみとした読後感、そこに耳かき一杯の毒―それこそが新聞コラムの理想。批評精神が命でテーマも森羅万象にわたるが、大上段に振りかぶらず、説くのではなく語る。筆者が執筆してきたコラムを引きながら、日経新聞で100年続く「春秋」にこめた想いを綴る。
目次
第1章 新聞1面コラムって何?
第2章 コラム書きのある一日
第3章 コラム書きのコラム解剖
第4章 コラムの中の作家たち
第5章 ネット社会のコラム
第6章 コラム書きの文章作法
著者等紹介
大島三緒[オオシマミツオ]
1957年、愛知県生まれ。明治大学政治経済学部卒。82年、日本経済新聞社入社。社会部、文化部などを経て2006年から論説委員会で朝刊1面コラム「春秋」を担当。これまでに約1500本を手がけてきた。ほかにも現代史や世相をめぐる記事を多数執筆。2025年度日本記者クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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