日経プレミアシリーズ<br> 古典に学ぶ現代世界

個数:
電子版価格
¥1,210
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

日経プレミアシリーズ
古典に学ぶ現代世界

  • 滝田 洋一【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 日経BP(2025/07発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外
  • ポイント 55pt
  • ウェブストアに92冊在庫がございます。(2025年07月20日 03時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B40判/ページ数 328p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784296124565
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C1231

出版社内容情報

チャペック『ロボット』から、オルテガ『大衆の反逆』まで
名著の中に問題解決の道を探す 

AIと超高齢化、ポピュリズムと全体主義、権力の偏重とタテ社会、人情と情緒、外交と経済運営――。長きにわたって読み継がれてきた古典は、私たちが抱えている課題解決へのヒントになる。ジョージ・オーウェルから有吉佐和子まで、数々の名著を現代の視点から読み解く。「日経BOOKプラス」の好評連載を大幅加筆。

【「はじめに」より】

読んだつもりの古典。積ん読の名著。中身をすっかり忘れた既読書――。混迷を深める今こそ、そんな書物をひもとく機会である。
人生五十年ではないが、半世紀以上にわたって読み継がれている本をひとまず古典と呼ぶことにしよう。それらの本も、世に出た際には時々の課題に向き合っていたはずである。私たちが初めて経験すると思っている出来事も、古典の中では今日に通じる話題として描かれている。指針なき現代の海図を、古典の森に探ってみたい。
そのためにはまず古典を手に取る必要がある。でも何かと多忙な我が身にはとても億劫である。そんな筆者に毎月の宿題が回ってそのためにはまず古典を手に取る必要がある。でも何かと多忙な我が身にはとても億劫である。そんな筆者に毎月の宿題が回ってきた。2022年8月に始まった日経BOOKプラス連載「古典に学ぶ現代世界」である。
各ストーリーには若干の加筆修正を施し、文末に小さなコラムを追加した。箸休めのようなものだが、このコラムだけを読んでいただくのも一興かもしれない。そして本書を読みながらつい転寝してしまう。そんな方こそが、筆者にとって最も心を許せる読者である。文中敬称略とさせていただいた。




【目次】

Ⅰ 描かれていた未来描かれていた未来
1 ジョージ・オーウェル 『動物農場』 全体主義は私たちの中にある
2 カレル・チャペック 『ロボット』 「生きた機械」は人を幸福にするか
3 有吉佐和子 『恍惚の人』 半世紀先の日本を見抜く
4 ラ・ロシュフコー 『箴言集』 建前論のちゃぶ台をひっくり返す
5 三島由紀夫生誕100年 彼は日本の何を守りたかったのか

Ⅱ 戦争とポピュリズム
6 クラウゼヴィッツ 『戦争論』 新訳で知る戦争のリアル
7 中江兆民 『三酔人経綸問答』 理想と現実の間に道を探す
8 高坂正堯 『世界地図の中で考える』 歴史を踏まえた冷徹な視座
9 アインシュタイン 『科学者と世界平和』 核戦争を防ぐ具体策
10 トクヴィル『アメリカのデモクラシー』 なぜ米国の民主主義は揺らいでいるのか
11 ル・ボン 『群衆心理』 民の声を操り、操られる政治家たち
12 オルテガ 『大衆の反逆』 我々は皆、「満足しきったお坊ちゃん」
13 カール・ポパー 『開かれた社会とその敵』 歴史法則なんて存在しない

Ⅲ 日本社会への眼差し
14 福沢諭吉 『文明論之概略』 権力の偏重は経済もダメにする
15 中根千絵 『タテ社会の人間関係』 ウチとソトが作り出す序列意識
16 ルース・ベネディクト 『菊と刀』 義理と人情と誠実と……日本人の行動の「型」を読む
17 イザベラ・バード 『イザベラ・バードの日本紀行』 明治11年にタイムスリップ
18 岡潔 『春宵十話』 数学も人間も、情緒である
19 寺田寅彦 『天災と国防』 まな弟子が広めた「警句」

Ⅳ 政治家が挑んだ課題
20 勝海舟 『海舟語録』 「みんな敵がいい」 トップに忖度せず我を貫く胆力
21 岡義武 『山県有朋』 明治日本を背負った強権政治家が守ろうとしたもの
22 高橋是清 『随想録』 今また舞い戻る高橋財政の教訓
23 松尾尊兊編 『石橋湛山評論集』 データ見抜く眼力、軍部にも占領軍にも屈せぬ胆力
24 田中角栄 『日本列島改造論』 均衡ある発展、未完の見取り図

Ⅴ ビジネスを切り開く
25 アンドリュー・カーネギー 『カーネギー自伝』 ビジネスは社会あってこその活動である
26渋沢栄一 『論語と算盤』 お金はよく集め、よく使いなさい
27 小林一三 『逸翁自叙伝』 都市生活者の夢をビジネスに
28 服部正也 『ルワンダ中央銀行総裁日記』 援助は人のためならず
29 アダム・スミス 『国富論』 専門用語の縛りを解き放った新訳を味わう
30 ジョン・メイナード・ケインズ 『ケインズ 説得論集』 現代に通じる洞察力 <

内容説明

AIと超高齢化、ポピュリズムと全体主義、権力の偏重とタテ社会、人情と情緒、外交と経済運営―。長きにわたって読み継がれてきた書物は、私たちが抱えている課題解決へのヒントになる。ジョージ・オーウェルから有吉佐和子まで、数々の古典・名著を現代の視点から読み解く。「日経BOOKプラス」の好評連載を大幅加筆。

目次

1 描かれていた未来
2 戦争とポピュリズム
3 日本社会への眼差し
4 政治家が挑んだ課題
5 ビジネスを切り拓く
6 経済学の巨人の教え

著者等紹介

滝田洋一[タキタヨウイチ]
名古屋外国語大学特任教授、日本経済新聞客員編集委員。1981年、慶応大学法学研究科修士課程修了。同年、日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ支局、経済部編集委員、論説副委員長、米州総局編集委員などを経て現職。2008年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品