出版社内容情報
早めに準備したい3つの対策「分割・納税・節税」
相続に向けて知っておきたい基礎知識と心構えを1冊にギュギュッと凝縮。
◆相続は事前準備が欠かせない
2022年に全国で亡くなった人(被相続人)の数は158万2033人で戦後最多となりました。課税対象となる被相続人も増え続け、公表されている2021年は被相続人数の9.3%にあたる約13万4000件の申告があり、合計で2.4兆円の相続税が納税されました。厚生労働省の推計では、被相続人数は2040年に約168万人まで増えるとされ、相続対策は今後も多くの人にとって悩みのタネになりそうです。
相続のルールは非常に複雑で、しかも相続が発生してから10カ月以内にさまざまな手続きをこなさなくてはならず、課税対象となるような財産がある場合は、被相続人・相続人ともに事前の準備が欠かせません。さらに、関連する法制度も毎年変わるため、こまめにチェックをして見直す必要があります。最近では6月に国税庁がタワーマンションの評価額の見直し案を公表し、余波を広げています。また、2024年1月から施行される贈与税の改正も注意が必要です。
◆相続の基礎知識と最新の法制度を解説
本書は相続の基礎知識と最新動向をまとめたムックの最新版です。生前対策から亡くなったあとの手続き、相続税の計算方法、遺産分割のルールまでをわかりやすく紹介するとともに、最新の制度内容についても詳しく解説します。