日経ビジネス人文庫 孫正義３００年王国への野望〈上〉

杉本 貴司【著】

日経ＢＰ（2024/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 376p／高さ 15cm
• 商品コード 9784296121427
• NDC分類 007.3
• Cコード C0134

出版社内容情報

（上巻）

常に「大ぼら」をふいて周囲を驚かせ、ケタ外れの成功と失敗を繰り返し続ける孫正義。
その正体に迫る傑作ノンフィクションを大幅加筆のうえ、文庫化。
ソフトバンク起業時の秘話からAI時代を先取りした巨額買収の裏側といった最新の話題まで、これまでメディアで報じられなかった舞台裏を圧倒的な筆致で描き出す。

◎本書の主な内容

-持ち時間は10分。サウジアラビアの副皇太子から450億ドルを引き出した驚異の会談の中身
-3兆円を超すアームの巨額買収。その裏にある10年越しの「戦略」とは
-「300年続く企業を作るための条件はなんだと思う?」──たったひと言の入社試験
-「私は『いずれあなたがたも理解する時がくるでしょう。300年以内には』と腹の中で思っております」
-「家もクルマも洋服もいらない。ただただ命だけが欲しい」──大病に苦しむ孫正義を襲う、さらなる危機
-因縁の相手による陰謀と裏切り。「何が何でも、この造反者たちを一掃してやる」

内容説明

常に「大ぼら」をふいて周囲を驚かせ、ケタ外れの成功と失敗を繰り返し続ける孫正義。その正体に迫る傑作ノンフィクションを大幅加筆のうえ、文庫化。ソフトバンク起業時の秘話からＡＩ時代を先取りした巨額買収の裏側といった最新の話題まで、これまでメディアで報じられなかった舞台裏を圧倒的な筆致で描き出す。

目次

序章　恩人
第１章　再起動―世界が驚いた巨額買収、孫正義が恋い焦がれた半導体の黒子
第２章　ＡＩカンブリア紀―見えてきた「５０手先の布石」、そして“後継者”との別れ
第３章　３００年王国―理解されない「異次元経営」の深層
第４章　旗揚げ―創業・目指すはロックフェラー
第５章　危機―生命の危機、裏切り、内部分裂
第６章　ストリートファイター―集う一騎当千の“同志”たち

著者等紹介

杉本貴司［スギモトタカシ］
日本経済新聞編集委員。１９７５年生まれ、大阪府出身。京都大学経済学部卒、同大学院経済学研究科修士課程修了。日米で産業分野を取材。２０２０年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[Sumiyuki]

良書。ハゲてるけど、めっちゃかっこいい。江戸幕府を超える300年続く組織を構築すべく、多様性をベースにした群戦略にて種蒔きを欠かさない。業者の営業や競合他社を部下にする器のデカさ。情報革命。同志的結合。自分は武田勝頼かどうか。@浄弘氏「そんなことしたらあかん。ええか藤原、よう考えろよ。孫君がこれから大きく伸びるためにはウチのライバル会社とも取引していかなあかんやろ。それがいきなり上新電機の（出資を受けて）色がついてみぃ。他の会社は孫君との取引を拒否しやるかもしれんぞ。そやから孫君には悪いけど、ここは断れ」

2025/02/02

[MAKOTO]

アーム買収とかニケシュ・アローラのこととか、まあまあ最近の話が読めたのは良かった。 既出の話も多いけど、それまでの評伝とは違う視点で見ているので、孫さんを取り巻く人達の新しい証言が聞けたのは興味深い。 とてもこんな人にはなれないしここまで仕事にハマることもないけど、ソフトバンクの話はたまに読みたくなる。

2025/01/23

[ボナンザ]

孫さんのように、先を読み挑戦し、失敗は多いがそれを学び糧としていく姿を見習いたい。

2025/01/14