詩探しの旅

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784296121250
  • NDC分類 902.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

旧ユーゴ、北欧、南欧、中東、南米、香港……この20年、世界各地の詩祭を渡り歩いてきた。詩を書くのではなく、詩を生きることを僕は学んだ。
――それでは宴へと参りましょう!

「四元さん、僕の代わりにマケドニアに行ってみない?」そう言ったのは、詩人の谷川俊太郎だった。古都ストゥルガで開かれる国際詩祭に招待されているのだが、都合がつかないのだという。(中略)当時の僕は四十代半ばで、ミュンヘン在住。駐在員として二十年以上勤めた日本の製薬会社を辞めると決めた直後だった。詩人としての活動と二股をかけるのが、時間的にも精神的にもきつくなってきて、しばらく詩の方に専念してみようと思ったのだ。詩祭への出席は、その出発に向けての、谷川さんからのはなむけだった。(本文より)

内容説明

旧ユーゴ、北欧、南欧、中東、南米、香港…この20年、世界各地の詩祭を渡り歩いてきた。詩を書くのではなく、詩を生きることを僕は学んだ。言語も国境も個も越えて、知性と情熱が声になる。比喩と多義性に満ちた詩の言葉は、「野蛮な世界」の現実を乗り越える力を増してゆく。

目次

旅のはじまり 谷川俊太郎さんの名代
マケドニア ストゥルガ 絶滅危惧種たちの美酒
仏教・エコロジー・蕪村
大統領府に招かれて
現代のリルケ
セルビア 並行世界の浮遊感
セルビア ベオグラード こんにちは、隣人
言葉と現実の緊張関係
セルビア ニシュ 芸術以前の生
言葉とからだの回路
ドイツ ミュンヘン 文字通りの母語
セルビア スメデレボ 停電の町で
共同体の魂の奥底
日本 静岡 言語も国境も越えて
フィンランド 二日酔いの雅な調べ
フィンランド ヘルシンキ 深い眠りのうちに
ノルウェイ トロムソ 定住者の支配
日本 熊本 炎にくべる魂
ニカラグア グラナダ ヒップでクールな「骨」
オランダ ロッテルダム 日本担当の編集者に〔ほか〕

著者等紹介

四元康祐[ヨツモトヤスヒロ]
1959年大阪生まれ。82年上智大学文学部英文学科卒業。86年製薬会社の駐在員としてアメリカに移住。90年ペンシルベニア大学経営学修士号取得。94年ドイツに移住。2020年、三十四年ぶりに生活の拠点を日本に移す。『世界中年会議』で山本健吉賞と駿河梅花文学賞、『噤みの午後』で萩原朔太郎賞、『日本語の虜囚』で鮎川信夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かふ

18
谷川俊太郎の名代として日本代表詩人として詩のフェスティバルに出た四元康祐のエッセイ。詩についての本だが、連載されたのが日本経済新聞の朝刊のコラムということあって、読みやすいしわかりやすい。詩(口承詩)のパフォーマンスの楽しさや、各国の社会情勢も伝わってくるエッセイなのだ。例えば香港の民主化運動のさなかに行われたフェスティバルの詩やパレスチナ詩人の声(そのあとに死亡)がダイレクトに伝わってくる。また日本の俳諧の影響から、連詩の試みも面白い。中にはAIを混ぜての連詩とか、ニュース的にも興味深いコラムがあったり2025/01/22

くさてる

15
著者のことはまったく知らず、装丁と、パラパラとページをめくったときに目に入った言葉の感じが良くて手に取った一冊。ほとんどすべてが詩の話、それも縁遠い外国詩人のことが主なのに、面白く読めたのは、使われている言葉のせいだろう。平易だけど美しく、読みやすく深かった。何冊か読んでみたい本が増えました。2025/03/19

amanatu_siranui

1
ずっと詩人と詩祭の話だったが、良い詩がいくつかあった。詩集を読んでみようか。2025/01/18

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