日経文庫<br> 教育投資の経済学

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日経文庫
教育投資の経済学

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  • サイズ B40判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784296119240
  • NDC分類 373.4
  • Cコード C1233

出版社内容情報

●データに基づき、最適行動・施策を考える

 「子どもの教育」というと、親が自分の経験値で語ったり、周りの情報を鵜呑みにして行動してしまうもの。そういった「思い込み」を排し、根拠に基づいた論理的分析で結果を導くために、経済学を活用する。現在、様々なデータを入手することが可能になり、企業などでもエビデンスベースで課題解決をするケースが増えている。教育現場でもこのデータをもとにした議論が活発化している。
 
・多くのデータが積み上がり、日本でのデータや分析事例も増えてきた。海外の研究はもとより、本書は日本の分析も多くあるのが特徴。

・コロナ禍によって、家庭学習やICT教育が増えた。その影響などについて、可能な限り分析を試みている。

「学歴はデータ的に優位なのか」「家庭の役割はどれだけ必要なのか」「ゆとり教育は有効だったのか」など、読者の興味に適う内容。

内容説明

教育の効果を高めるためには、お金がかかります。どのような教育投資が成功に結びつくのか、制度やインセンティブをどのように設計するのが最適なのか。経済学の視点から論理的に解説します。著者は大学で教鞭をとる経済学者で、統計データに基づく分析を行うなど精力的に活動しています。家庭の役割や、学校教員のインセンティブ、教育制度の視点など、総合的な視点から解説しています。最終的には日本の発展のためにどうするのが最適なのかという幅広い視点からも解説します。自分の子どもを教育機関に預ける親世代はもちろんのこと、学校教員や教育の制度設計にかかわる人まで、幅広い読者が対象となります。

目次

第1章 教育への投資のリターン(人的資本理論;人的資本とシグナリング;教育のリターンを計測する方法;認知スキルと非認知スキル)
第2章 スキル形成のための学校と家庭の役割(教育の生産関数という枠組み;スキル形成における家庭の役割;経済格差と教育格差;政策やショックとの関係)
第3章 学校の仕組みを経済学で考える(学級規模(クラスサイズ)
ピア効果
先生の重要性)
第4章 様々な教育政策の評価(ゆとり教育;学校間競争;奨学金;就職)
第5章 社会の変化への対応と教育(日本経済の現状と課題;技術革新(ICT、AI)と労働市場と教育
教育におけるジェンダーの問題
海外と日本
高齢化社会)

著者等紹介

佐野晋平[サノシンペイ]
神戸大学大学院経済学研究科准教授。1979年生まれ、山口県出身。2001年東京都立大学経済学部卒業。2006年大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(博士(経済学))。日本学術振興会PD、神戸大学准教授、千葉大学法政経学部准教授などを経て、2020年より現職。専門は教育経済学と労働経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おせきはん

21
教育に関する経済学の研究成果が丁寧に網羅されています。教師の質の評価は難しいようですが、重要な点だと思いますので、今後の研究に期待します。2024/12/30

koji

15
週刊ダイヤモンドベスト経済書第3位、日経経済図書第5位(2024年)。今年3月、高校授業料の無償化制度拡充で自公維合意がなった直後、先行導入した大阪府で「寝屋川ショック」が起こり大きな波紋が広がった中で、タイミングのいい読書になりました。学校教育における教育経済学の論点が多数網羅されているだけでなく、膨大なデータの実証分析をもとに平易な語り口で問題点が切り込まれており、十分読み応えがあります。断定的な結論がなく物足りない人もいるかもしれませんが、その節度が信頼感のある経済書と感じさせます。良書。コメントへ2025/05/06

みかん。

5
技術革新に適応するために教育費はどうしたって必要となると思いました。高齢化による財政事情と教育費のトレードオフに注意が必要かと(労働賃金が重要)。日本のジニ係数は数値が増加気味であるものの所得の再分配後のジニ係数は長年さほど変動していないらしい。日本社会は概ね安定した社会といえるでしょう。2024/07/31

Cana.t.kazu

5
 結局,少人数には大きな成果はない。 ならば,それを少しでも給与に転嫁する。 単純に考えればわかることなんですが,このように考えて手を打たない限り教育の効果が上がらないし,教員の質も上がるはずがない。2024/03/12

かりん

4
3:《教育経済学の研究結果を網羅的に紹介》教育経済学的なものはたまにでいいかな…と思いつつ、書店で大きく展開されていて気になり購入。比較的淡々というか、思想的偏りなしに&網羅的に、研究事例や効果計測の課題等を紹介している本でした。メモ→小さな池の大魚効果/教員の認知スキルは生徒間のテストスコアの格差を拡大する方向に作用し、非認知スキルは格差を縮小する方向に作用する(スウェーデン)/長時間労働をする労働者は、先延ばし行動をとりがちだったり利他的であったりします2024/12/04

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