日経プレミアシリーズ<br> #生涯子供なし―なぜ日本は世界一、子供を持たない人が多いのか

個数:
電子版価格
¥990
  • 電子版あり

日経プレミアシリーズ
#生涯子供なし―なぜ日本は世界一、子供を持たない人が多いのか

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月19日 05時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B40判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784296118632
  • NDC分類 334.31
  • Cコード C1236

出版社内容情報

《「#生涯子供なし」…なぜ日本は無子化・少子化のトップランナーとなったのか。SNS上で大きな反響を呼んだ特報を起点にその背景へ迫る。》

〇「生涯子供なし、日本突出 50歳の女性の27%」
経済協力開発機構(OECD)が発表したデータベースによれば、1970年に生まれた女性の50歳時点の無子率を比べると、日本は27%と先進国で最も高い。このことを報道した日本経済新聞の記事はSNS上で大きな反響を呼び、ハッシュタグ「#生涯無子」「#生涯子供なし」を添えてさまざまな声があふれ出した。この記事を起点に、日本で急速に進む未曽有の「無子化」「少子化」について多角的な視点から向き合う。

〇本書では、あまり知られていない足下の現実をわかりやすく提示するとともに、こうした状況が到来した複雑な社会背景、女性と子どもをとりまく歴史的経緯、さらに海外での「独身税」をはじめとした最新の議論などにも触れ、私たちが今後どのような社会を構築していくべきかを検討していく。

〇本書の特筆すべき点のひとつとして、「無子化」「少子化」を語る際にとりこぼされがちな個々人の視点を丁寧に汲み取ることも試みていることが挙げられる。
「マクロの数値から無子化の全体像をつかもうとすると、それだけでは語れない個々人の人生が思い浮かぶ。個々人の人生を追いかければ、その多様性故に全体像を語ることの意味について考え込んでしまう。」(「はじめに」より)
無子化を「問題」として扱うことも慎重に問い直しながら、「問題」として取り組むことをしなければ、子供を持たない人の増加の背景にある社会的な構造を見落とす可能性があると筆者は警鐘を鳴らす。

―日本の「無子化」は突出している。それはなぜ?
この先、日本は、女性の3~4割、男性の4~5割程度が生涯にわたって子供を持たない国になると推計されている。その時、日本社会はどうなるのか。人々の生活はどう変わるのだろうか。独自の視点で検討を試み、従来の類書とは立場を異にする。子供の有無にかかわらず、現代の少子化問題に疑問を持つ方々に読んでいただきたい1冊。

内容説明

なぜ日本は「無子化・少子化」のトップランナーとなったのか。日本で急速に進む「無子化・少子化」について、とりこぼされがちな個人の視点を中心に据えたデータや取材をもとに独自の視点から考察。従来の少子化論とは一線を画する立場から、私たちが構築すべき社会の在り方を問う。

目次

第1章 「子供を持たない人たち」の実像(#生涯子供なし;仕事か子供か、二者択一を迫られた;5000人以上の声から浮き彫りとなった現状;「そもそも子供を望まない」3割の無子思考集団;教育費や時間貧困…子供を持つことの不安におびえる人々;子供を持ちにくい社会構造)
第2章 「無子化」と「少子化」を考える(無子化=少子化とは言い切れない;紀元前から存在する少子化対策;人口政策と人権;人口減少社会の行きつく未来;現代日本の少子化対策)
第3章 世界の無子化と日本の無子化(50歳女性の4人に1人が子供を持たない日本;世界各国の景色にうつる無子の歴史;子を持たない人、子を持てない人;人が「子供を持たなくなるわけ」をどう説明するか;日本の少子化・未婚化・無子化の歴史;近年の世界動向;どのような人たちが子供を持たないのか;そもそもセックスしたくない?)
第4章 無子化と私たちの未来(社会保障はどうなる?;高齢者の身元保証はどうなる?;子供を持たない生き方と心の問題を考える;子供のいない男性の姿は;0と1の間にあるもの)

著者等紹介

福山絵里子[フクヤマエリコ]
日本経済新聞編集局生活情報部記者。産業部、政治部、経済解説部などを経て現職。社会保障制度改革、少子化問題などを国・行政・企業側と生活者の両側面から取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

57
部分的な抜き出しをしようとも思ったが、当事者としての感想を書きたい。私は無子化の当事者だが、今後も非婚ゆえ、万が一、連れ子の女性との初婚はあるかもしれない。が、確率的にはかなり少ない。したがって、本書を読んだ当事者が行動を変えることは、私からすれば、無理だと思う。むしろ、20年前に戻れればいいが、それは不可逆的だから無理。無子化ならば、無親化である。親になれないわけだから、その経済力が低いのは自明である。ただ、昨日の南海トラフ地震で避難所に逃げている子連れのお父さんには同情する。自分だったら絶望する。2024/08/09

たまきら

46
読みながら(なぜ、それぞれの選択を尊重できないのだろう?)と思う自分が頑固に突っ立っていました。古代ローマのエピソード、各国の支援制度。確かに「子供がいない」は国にとっては脅威かもしれません。でも国が口出したって変わらないと思います。これはすべて大いなるロシアンルーレットみたいなものですから。…近所に11人お子さんがいるご家族がいますけど、あれはあれで命中率の高いロシアンルーレットだなあ…。読み友さんの感想を読んで。2024/10/07

よっち

31
なぜ日本は無子化・少子化のトップランナーとなったのか。SNS上で大きな反響を呼んだ日本経済新聞の特報を起点に様々な声があふれ出したその背景へ迫る1冊。日本に「無子化」「少子化」が到来した複雑な社会背景について、女性と子どもをとりまく歴史的経緯、さらに海外での「独身税」をはじめとした最新のデータや議論などにも触れていて、それらを読んでいくと総じて感じるのは安心感や余裕の欠如で、少子化対策というと多子家庭への援助に目が向きがちですが、その手前の未婚率改善に取り組まないことには何も始まらないような気がしました。2024/05/29

k sato

27
「#生涯子供なし」。2023年1月のSNSにトレンド入りした投稿。積極的または何らかの事情で子を生涯もたない無子を語る。無子化と少子化はイコールではない。無子化が進んでも、女性が生涯に子を5人もつ社会であれば少子化ではない。20代が子を持たない理由として、絶望的な社会に子どもを送り出すことに責任を持てないことを挙げている。無子化の増加や出産数低下の複雑な理由を解していない日本政府に対して、重ねて興ざめする。国家の人口維持はそんなに大切か?どんな家族像を目指すのか?未婚の精子提供による人工授精を認めてほしい2024/12/15

ぐっち

16
一口に少子化といっても、子を持たない理由はそれぞれ。それぞれの立場に目を向けながらその理由を整理していて、読みやすい。子供を持つ世代も含め、社会全体が将来にもっと希望を持てるようになるといいと思った。2024/07/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21883771
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品