出版社内容情報
インフレ・デフレとは何か? いくらになれば円高で、どこからが円安? 老後資金はどうなる? 日本は豊かになれるのか、私たちの暮らしはどうなるのか?
池上彰さんが学生たちのお金の不安と疑問にこたえた、累計48万部超のベストセラーを10年ぶりに改訂。シリーズ2巻目は、日々のニュースから経済がわかる1冊。
内容説明
円安はいつまで続く?老後資金はどうなるの?学生たちのお金の不安と疑問にこたえた!
目次
1 インフレ・デフレとは何か
2 日銀とはどんな銀行か―財政政策と金融政策
3 バブルへGO!―なぜバブルが生まれ、はじけたか?
4 円高で企業は日本に残るか海外に出るか
5 君は年金をもらえるか―どうする少子高齢化
6 金融危機はなぜ起きるのか?―リーマンショックとは何だったのか
7 日本はどうして豊かになれたのか?―戦後日本経済史
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト・名城大学教授。長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。社会部記者や科学文化部記者を経て、報道局記者主幹に。1994年よりNHK「週刊こどもニュース」で、ニュースをわかりやすく解説し、人気を博す。2005年NHK退局後、フリージャーナリストとしてさまざまなテーマについて取材し、幅広いメディアに出演する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
to boy
17
池上さんの経済学講座パート2。戦後日本の経済の歩みをなぞりながら、なぜそうなった、なぜその政策を選んだのかなどを分かりやすく解説。日銀がどうやって金利政策を実行するのかなんて初めて知りました。ちょっとためになる一冊。2024/02/19
アマノサカホコ
10
東大阪市図書館。投資を始めてモーサテ見たり日本経済新聞、電気新聞、日刊工業新聞を読むようになり経済について知りたくて借りてみた。わかりやすい言葉でわかりやすく例えられていて読みやすさ抜群。良いインフレと悪いインフレ、FRBの成り立ちや役割、失敗した経済政策でどんな末路を辿ったのか、金融危機はどうして起こったのかなど様々な事が書かれている。不安が不安を呼ぶ人の心理が経済と密接な関係にあるのがわかる。為替や株式相場の予測を語るプロの解説をいつか理解できるようになりたい、そんな願望に一歩応えてくれる一冊。2024/01/28
はと
5
分かりやすく、さらさら読めてよかった。2024/08/10
ランラン
5
初心者向けやさしい内容と思って甘く見て読み始めたが、なかなか内容が高度な部分もあり勉強になった。インフレの解説など改めてそのしくみを学ぶことができた。2024/01/14
セイ
1
改訂版が出たので購入。1作目は経済理論が中心だったが、2作目はインフレ・デフレ、年金、バブル、戦後経済史、日銀、円高、リーマンショックなどの経済ニュースの解説が中心。コロナやウクライナ戦争による物価の高騰の最新情報も含まれている。2020年末から2023年の2年半まで、世界は名目29%も賃金が上がってるのに日本はほとんど上がってない、源泉徴収で納税の実感がない日本人には減税の効果は限定的、消費者物価指数の家計調査を9000世帯に実施する大変さなどが面白かった。2024/08/28