出版社内容情報
【介護政策と高齢化を取り巻く環境を多角的に分析し、望ましい政策を論じる】
現在の介護政策は、ベビーブーム世代の終末期ケアという大きなハードルを前にしている。この時期において介護人材が大幅に不足することが予測され、その対策が模索されている。介護保険も導入から四半世紀が経ち、これまでの歩みを検証し、これから進むべき道を考えるべき時期に差しかかっている。本書は、日本の介護問題を「高齢社会における介護」という視点から分析。様々な制度的な枠組みや高齢社会を取り巻く環境変化などが相まって、介護問題をより複雑なものとしていることを明らかにする意欲的研究。
【目次】
Ⅰ 日本の介護を取り巻く環境変化
序章 日本の介護――問題点と課題
1章 人口構成の変化と社会の在り方――高齢社会における介護
2章 高齢社会と介護――地域問題と介護問題
Ⅱ 現在の介護における問題点と課題――実証的分析
3章 高齢者の生活の場――高齢者と子との同居について
4章 なぜ介護従事者は不足するのか
5章 介護従事者としての外国人労働者を考える
6章 介護保険政策の地域性について
7章 介護における営利法人の行動と役割
Ⅲ 今後の介護を考える――公的介護保険をどのように変えるべきか
8章 現在の公的介護保険は今後の課題に対応できるのか
終章 今後の介護政策を地域から考える
内容説明
高齢化先進国のアキレス腱を徹底解剖。地域社会はこれからも介護において役割を担えるのか、なぜ介護従事者は不足するのか、介護における営利法人の行動と役割は、介護保険をどのように変えるべきか―。介護政策と高齢化を取り巻く環境を多角的に分析し、望ましい政策を経済学の観点から論じる。
目次
1 日本の介護を取り巻く環境変化(日本の介護―問題点と課題;人口構成の変化と社会の在り方―高齢社会における介護;高齢社会と介護―地域問題と介護問題)
2 現在の介護における問題点と課題―実証的分析(高齢者の生活の場―高齢者と子との同居について;なぜ介護従事者は不足するのか;介護従事者としての外国人労働者を考える;介護保険政策の地域性について;介護における営利法人の行動と役割)
3 今後の介護を考える―公的介護保険をどのように変えるべきか(現在の公的介護保険は今後の課題に対応できるのか;今後の介護政策を地域から考える)
著者等紹介
中村二朗[ナカムラジロウ]
日本大学名誉教授・客員教授(総合科学研究所)。1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了(商学修士)、京都大学経済研究所助手、武蔵大学経済学部助教授、東京都立大学経済学部教授、日本大学大学院総合科学研究科教授・研究科長を経て現職。また、その間に名古屋大学経済学部、復旦大学管理学院(中国上海)、一橋大学経済研究所、内閣府経済社会総合研究所などの客員教授・客員主任研究官などを歴任。主な著書に、『日本の外国人労働力』(共著、日本経済新聞出版、日経・経済図書文化賞受賞、2009)、『日本の介護』(共著、沖永賞受賞、有斐閣、2017)などがある
菅原慎矢[スガワラシンヤ]
東京理科大学経営学部教授。1979年神奈川生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学(経済学博士)、日本学術振興会PD、東京大学大学院経済学研究科助教、東京大学大学院情報理工学系研究科特任助教、東京理科大学経営学部講師・准教授を経て現職。また、その間に日本大学大学院総合科学研究科の客員研究員などを歴任。主な著書に『日本の介護』(共著、冲永賞受賞、有斐閣、2017)、Long‐term care at home and female work during the COVID-19 pandemic,Health Policy,V.125,(7)(共著、程ヶ谷基金男女共同参画・少子化関連研究活動の支援に関する顕彰事業論文部門最優秀賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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