ビジネス教養としての気象学

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ビジネス教養としての気象学

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784296116973
  • NDC分類 451
  • Cコード C0044

出版社内容情報

そもそも天気予報はどのように行われるのか? 様々な気象データはビジネスにどう活用できるか 地球温暖化の「適応策」のカギは? 元・気象研究所所長が、ビジネス読者に向けて現代の気象学、気象予測の最前線を講義する。 

◆気象は人間や社会活動にとっての基本条件であり、重要な情報でもある。気象や気候の特徴は、時間と空間・場所によって大きく変動することだ。

◆気候や気象には自然由来と人間由来のものがある。SDGs(持続可能な開発目標)のウェディングケーキ概念図の土台には、気候変動に関する目標13が位置している。これは人為的要因による気候変動が重視されている表れだ。

◆歴史をたどれば、農業や漁業、あるいは戦争の場面で、気象の見極めはきわめて重要だった。観天望気による天気予報は古くから行われてきた。19世紀のクリミア戦争では観天望気の限界が認識され、気象観測と天気図による近代的な天気予報技術が生まれた。20世紀になるとコンピューターや人工衛星の登場により、数値天気予報が生まれた。その結果、天気予報の精度は飛躍的に向上してきている。

◆また、地球温暖化予測についても、真鍋先生のノーベル物理学賞で広く知られるようになった、コンピュータモデルによって、さまざまな基礎データが作成されている。

◆しかし、こうしたデータは気象専門家以外にはまだまだ普及していない。気象予測は本質的に誤差や不確定性を含むから、データの背景を十分に理解することが大切である。本書は、現代の気象学や気象業務の全体像をビジネス読者向けに解説し、ビジネス分野におけるデータ活用の方向性を示す。

内容説明

現代人の必須知識、気象を、元・気象研究所長が「イチ」から解説!

目次

序章 なぜ、気象を知ることが大切なのか(SDGsの土台に位置する気候変動;気象、気候、天気、天候 ほか)
第1章 気象を理解するための基本のきほん(大気の温度を決めている要因;太陽からの日射が地球の気候に与える影響 ほか)
第2章 天気予報はどのように行われているのか(観天望気の始まり;天気図による天気予報の始まり ほか)
第3章 なぜ、異常気象や温暖化が起きているのか(長期的な気候変化と日々の気象現象との関係;偏西風の蛇行とブロッキング ほか)
第4章 気象データはどのように作られ、活用されているのか(さまざまな気象データ;過去データを活用する「ガイダンス技術」 ほか)

著者等紹介

隈健一[クマケンイチ]
元・気象研究所長。東京大学先端科学技術研究センターシニアプログラムアドバイザー。1983年、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。同年、気象庁入庁。2009年、予報部数値予報課長、14年、福岡管区気象台長、16年、気象庁観測部長、17年、気象研究所長。19年、気象庁を退職。20年から科学技術振興機構(JST)の共創の場形成支援プログラム(COI‐NEXT)のもとで、ClimCORE(地域気象データと先端学術による戦略的社会共創拠点)を推進中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

26
気象研究所長だった作者の気象解説本。類似本に比べて現場ならではの視点が盛り込まれているが、特に4章の過去の気象の解析に関する箇所は作者ならではだと思う。他の部分も素晴らしいが、過去解析の部分だけでも十分読む価値があると思う。2023/12/16

まえぞう

19
気象学を物理学的に説明するというよりは、その使い方、使われ方のほうに重心があります。表題通り、ビジネス教養としての内容になっています。著者は気象庁におられた方で、費用対効果とか、実際的な話しも散見されます。2023/11/29

coldsurgeon

5
人間活動に伴う地球温暖化が、気象の自然変動の影響を強め、異常気象を引き起こしている。気象学の基礎から気象データの活用まで、基本的な知識を提示してくれる本書は、改めて気象災害への関心を掻き立てる。気象庁が防災対策官庁であることを忘れている私にとって、とても新鮮な書籍だった。気象庁は、以前から地道なデータ集めから、ビッグデータの解析を行い、気象予測をしていたことに、改めて驚いた。2023/10/18

カフカ

3
ビジネス教養のタイトルは、気象の仕事からの視点という意味だった。気象の仕事が社会の役に立っていることは理解できたが、各分野をもっと深く学ばなければ、読者が気象の知識を活かすことは難しい。あくまできっかけを与えるための導入編のような構成になっている。それでも、地球温暖化などの様々な事象の原因は一つではなく、多角的な分析が必要ということは勉強になった。2024/08/27

やまじろー

3
勉強にはなった。温室効果ガスにより水蒸気量の上限が変わることで温暖化が進む?等、そういうものかという知識や、他様々十分に理解までいかない、正直頭が理解を拒むような話も少なく無かったが、総じて真面目に優しく説明しようとする著者の思いの伝わる作品だった。2024/08/24

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