出版社内容情報
ITベンチャーを起業し、M&Aを繰り返して、企業を急拡大させた「男」が、投資案件を物色中のフィリピンで、突然命を狙われる。九死に一生を得たものの、なぜか現地の刑務所に収監され、十数年にわたり屈辱の日々を送る。そして、ついに解放された男は、日本へ帰ってきた、あの頃とは、まったく違う姿で――。
物語は、「男」の恋人だった心臓カテーテル手術の名医と、その勤務先である大病院をも巻き込み、予想だにしない展開へ。金と権力への欲にまみれた世界で繰り広げられる復讐劇はどこへ向かうのか。2020年6月より公明新聞に連載された、サスペンスタッチの小説が待望の書籍化。
東京、フィリピン、北海道。IT業界、医療界、そして劣悪な環境の刑務所。時間と空間を超えた壮大なスケールのエンターテインメント大作が誕生した。
内容説明
ITベンチャーを起業、急拡大させた「男」が、投資案件を物色中のフィリピンで、突然命を狙われる。九死に一生を得たが、なぜか現地の刑務所で長く屈辱の日々を送る。ついに解放された男は、愛人だったカテーテル手術の名医に見えないかたちで、自らを裏切った者たちに対する復讐を始める―。東京、フィリピン、北海道。IT業界、医療界、そいて劣悪な環境の刑務所…。時間と空間を超えた壮大なスケールのエンターテインメント大作。
著者等紹介
久間十義[ヒサマジュウギ]
1953(昭和28)年、北海道生まれ。早稲田大学卒。’87年、「マネーゲーム」で文藝賞佳作入選し作家デビュー。現実の事件に想を得た問題作を次々と発表し、ポストモダン文学の旗手として注目を集める。’90(平成2)年、『世紀末鯨鯢記』で三島由紀夫賞受賞。文芸作品の他、警察小説、医療小説、経済小説、サスペンス・ホラーと幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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