出版社内容情報
■「人間中心の超スマート社会」のコンセプトとして日本から発信された“Society 5.0”。その考えに基づき、人流・エネルギー消費などの最適化や都市の活性化を目指すスマートシティの実装が日本各地で行われている。
そのなかで生まれてきた疑問や課題、すなわち「人間中心のスマートシティづくりのためには何が必要か」「自治体や民間企業がどのようにスマートシティ化を進めていけばよいのか」に応えるのが本書だ。
■環境問題、高齢化、人口減など、今後予想される日本における危機に対応するために、スマートシティの実装が不可欠であることを示した上で、その実現のキーファクターとして、住民視点の取り入れ、専門人材の育成、QoLの測定と評価、データの生成とガバナンスをあげて解説していく。日立東大ラボが日本各地で行っているスマートシティの事例をふんだんに盛り込む。
■藤井輝夫・東大総長と東原敏昭・日立CEOの対談も収録。
目次
はじめに 将来ビジョンとしてのSociety 5.0とその実現のアーキテクチャ
第1部 Society 5.0を具現化するスマートシティ(Society 5.0のアーキテクチャ;スマートシティの潮流;対談 「対話」を通じて創造する未来―プラネタリーバウンダリーの中でウェルビーイングをめざすSociety 5.0の実現へ(東京大学総長 藤井輝夫/日立製作所取締役会長 東原敏昭))
第2部 Society 5.0のアーキテクチャのスマートシティへの適用(Society 5.0のアーキテクチャと六つのキーファクター;人中心のスマートシティを持続可能とするためのキーファクター;社会的な受容;データガバナンス;生活者参画;スマートシティQoL評価;スマートシティの人材育成;データエコシステム)
第3部 Society 5.0のアプリケーション―日立東大ラボの取り組み(プロジェクト1:データ駆動型都市プランニングの市民対話;プロジェクト2:スマートエイジング;プロジェクト3:価値創造型の都市インフラマネジメント;デジタル社会インフラとしての六つのキーファクター)
おわりに サイバー空間という新たなフロンティア開拓に向けて
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