出版社内容情報
◆ベストセラー『ビジネススクールで身につける会計×戦略思考』の姉妹本として、ビジネススクールの2大科目のもう1つである「ファイナンス」をテーマに刊行。
◆ファイナンスとは「投資(Investment)と資金調達(Financing)の両者を定量的に評価し、最適な意思決定をおこなっていくためのツール」、事業数値化力とは「将来の事業を構想し、具体的な数値に落とし込む力」と定義しています。新規事業、海外進出、企業買収などといった新たな取り組みだけでなく、製造の自動化、直販比率の向上、SCMの推進、水平分業モデルへのシフトなどなど、あらゆる事業の数値化のためのツールは、ファイナンスが提供するものです。
◆本書は、小難しく捉えられがちなファイナンス理論と、事業計画での数値化の難しさを有機的に結びつけながら、両者の理解の促進を図ることを狙いとしています。一見難解なファイナンス理論を分かりやすく解説するために、前著以上にインタラクティブ形式で解説されています。
◆著者が実際に出会ったFAQとその答えを、インタラクティブ形式で解決していく構成を採っています。本文で触れるリスクとリターンの関係などは、私たち自身の資産運用、ひいては人生観にまでも発展できる重要な概念です。身の回りにある事象を、リスクとリターンの関係から一度再考する機会の一助となるかもしれません。
内容説明
会計とファイナンス、どっちを先に学ぶべき?永久にキャッシュが生まれるのに、なんで値段が決まるのですか?新規事業、M&A、海外進出、SCM…etc.あらゆる場面で役立つ。
目次
第1部 ファイナンス(お金の時間的価値;ファイナンスとアカウンティング;NPV法とIRR法 ほか)
第2部 事業数値化力(3つのFCFを予測する事業数値化力;デルタ型を事業数値化する;ゼロワン型を事業数値化する)
第3部 発展編(CAPM(資本資産価格モデル)
MM(モジリアーニ&ミラー)理論
APV(Adjusted Present Value)法 ほか)
著者等紹介
大津広一[オオツコウイチ]
1989年、慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。米国ニューヨーク州ロチェスター大学経営学修士(MBA)。富士銀行(現みずほ銀行)、英国バークレイズ証券、ベンチャーキャピタルを経て、2004年にオオツ・インターナショナルを設立し、代表取締役に就任。米国公認会計士。会計・財務に関わるコンサルティングや、年間40社の企業を訪問し、アカウンティング(財務会計、管理会計)、コーポレート・ファイナンスを中心に、日本語、英語による実践的マネジメント教育に従事。ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学大学院客員教授。早稲田大学大学院経営管理研究科、慶應義塾大学理工学部でも非常勤教員として指導している。東京証券取引所上場企業複数社での社外役員を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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