東アジア最新リスク分析

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東アジア最新リスク分析

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  • サイズ 46判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784296114498
  • NDC分類 302.2
  • Cコード C0031

出版社内容情報

世界経済の成長センターとなってきた東アジアが様々なリスクにさらされています。緊張が高まる台湾海峡や朝鮮半島といった伝統的な安全保障リスクだけではありません。中国の台頭などによるパワーシフトと戦後の国際秩序の揺らぎが地政学的リスクを増大させ、「新冷戦」とも称される米中の大国間競争の影響が地域の経済や産業、科学技術、文化、教育など多方面に及び始めています。米ソの冷戦の最前線が欧州だったのに対し、「新冷戦」の最前線は東アジアだとの見方があります。
 この地域の著しい技術革新や産業経済の発展自体も新たなリスクをもたらしています。人工知能(AI)などのデジタル技術の発展はさらなる経済成長のエンジンとなる一方、人々の想像を超えて、経済社会の在り方そのものを変える可能性があります。世界第2位の規模に成長した中国経済は、その動向自体がアジアや世界の経済の先行きを左右します。
 地政学的リスクと経済・技術の発展に伴うリスクが重なった東アジアに、追い打ちをかけたのが2019年末からの新型コロナウイルスの感染拡大です。感染症と公衆衛生はこれまでも世界史に大きな影響を与えてきた代表的なリスクの1つですが、地球温暖化などの環境的リスクも年を追って増大しています。依然として大きな経済発展の潜在力を持つ東アジアは、その一方で多様なリスクの集積地にもなっているのです。
 アジアが抱えるリスクをどのように評価するか、そして、そのリスクを踏まえ、いかにして日本及びアジア経済の安定した発展環境を築くか。本書は、東アジアが直面しているリスクの性格と将来を各分野の第一人者が解説する、包括的なリスクガイドです。

内容説明

世界経済の成長センターとなってきた東アジアが様々なリスクにさらされている。緊張が高まる台湾海峡や朝鮮半島といった伝統的な安全保障リスクだけではない。中国の台頭などによるパワーシフトと戦後の国際秩序の揺らぎが地政学的リスクを増大させ、「新冷戦」とも称される米中の大国間競争の影響が地域の経済や産業、科学技術、文化、教育など多方面に及び始めている。この地域の著しい技術革新や産業経済の発展自体も新たなリスクをもたらしている。感染症と公衆衛生、地球温暖化などのリスクにも対応が迫られている。東アジアが直面している最新のリスクの性格と将来を各分野の第一人者が解説する。

目次

東アジアにおける安全保障リスク
米中摩擦でゆがむ東アジアのIT供給網
リスクが蓄積している中国の金融セクター
中国におけるデジタルプラットフォーマー
デジタルチャイナの先にある新社会
アジアにおける地域内保健協力の可能性
東アジアの気候安全保障リスク
日中韓の脱炭素・新エネルギー戦略
「競争と協力」の強靱性
日中の相互不信脱却と安定的関係の構築
東アジア情勢とリスク・コミュニケーション
東アジア情勢と地域安全保障体制の構築

著者等紹介

宮本雄二[ミヤモトユウジ]
宮本アジア研究所代表、日本日中関係学会会長、日中友好会館会長代行、日本アジア共同体文化協力機構理事長。1946年生まれ。京都大学法学部卒業。69年外務省入省。85年軍縮課長、90年中国課長、2001年軍備管理・科学審議官、02年ミャンマー大使などを経て、06年より10年6月まで中国大使

伊集院敦[イジュウインアツシ]
日本経済研究センター首席研究員。早稲田大学卒、日本経済新聞社入社。ソウル支局長、政治部次長、中国総局長、編集委員などを経て現職。ジョージ・ワシントン大学客員研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たこ焼き

7
中国は信用点数による融資を行うので、中小企業が育たずベンチャーが生まれない。従属関係がまったくない平等な2国間協力が生まれるためには二つの要素が必要。①力が均衡していること。②共通する解決すべき課題やリスクを共有していること。中国と友好関係をこれまで築けたのは政治的地位では劣位にある日本が、経済的地位では中国より勝っていただからである。現在ではそのどちらも中国に対して日本劣位になったので、中国がその優越的地位から日本に対して遠慮せず圧力を強めてきている。2022/09/24

NAGISAN

0
『安全保障が経済に影響し、経済が安全保障に影響する今日、民間企業は法整備の動向をウオッチするとともに、経営において国の安全保障を意識した取組みが求められる。』こうした観点から、東アジアにおけるリスク・ヘッジについて、日中の研究者により取りまとめられた。「国際法を基礎とする秩序、国連憲章を根本理念をする国際関係の基本ルールの遵守は日中双方の指導者に近似性はあるが、具体的行動については双方で理解と異なり」、軋轢が生まれるのは何故か。内容はこれまでの書のアップデートの感はあるが、それぞれの論考の違いを楽しめる。2022/09/09

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