グローバル・バリューチェーンの地政学

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グローバル・バリューチェーンの地政学

  • 猪俣 哲史【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784296114399
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C3033

出版社内容情報

■複雑に張りめぐらされた国際分業ネットワークを、付加価値という視点から読み解くグローバル・バリューチェーン分析。OECD国際産業連関表など最新のデータをもとに、米中対立を中心とする近年の経済対立、経済安全保障問題を見通す。

■たとえば、シャツの生産において、ミラノのデザイナーがデザインを手がけ、それをもとにロンドンの職人が型紙を起こし、最後にダッカの工場で大量生産されるなど、生産工程は細かく切り分けられ、各工程は、その業務が最も効率よく行われている国へと移転されるようになった。
 輸送技術や情報通信技術の進歩、そして自由貿易を支える様々な制度の発展により生産システムは大きな変容を遂げている。

■このような国境を越えた生産分業についてその構造に目を向けると、資産や雇用機会、テクノロジーといった「経済的価値」の分配をめぐる国際的なパワーゲームが見えてくる。生産分業の構造は企業の力関係を反映しており、究極的にはこの力関係こそが、ゲームにおける価値配分の大きさと方向性を決めるからだ。グローバル・バリューチェーンの価値ネットワークの誕生は、安全保障の考え方に少なからず影響を及ぼしている。国際経済ネットワークの「かたち」と国家間のパワーバランスを、本書では読み解いていく。

内容説明

「価値」をめぐるパワーゲームの実相。

目次

第1章 地政学への接近
第2章 チョークポイントはどこにあるか
第3章 中国の驕り、米国の恐怖
第4章 米中デカップリングのゆくえ
第5章 戦術から戦略へ
第6章 GVCによる経済安全保障

著者等紹介

猪俣哲史[イノマタサトシ]
ジェトロ・アジア経済研究所海外研究員。1966年(昭和41年)生まれ。2020年~経済協力開発機構(OECD)パリ本部客員研究員。国際産業連関学会前会長、国際産業連関学会誌Economic Systems Research編集委員。単著、『グローバル・バリューチェーン―新・南北問題へのまなざし―』、日本経済新聞出版、2019年。(毎日新聞社/アジア調査会主催「アジア・太平洋賞特別賞」受賞、大平正芳記念財団主催「大平正芳記念賞」受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわ

3
現代の国際秩序を理解するにあたっては、米国と中国のそれぞれの陣営の思惑の背後にある原理原則というのを知っていく必要があるように思う。本書では、そういった国際秩序形成の背景にある要素について、グローバルバリューチェーンの観点から説いていく。個人的には、デカップリングを説明する箇所がわかりやすく、世の中を把握するという観点ではわかりやすいと感じた。2024/01/11

人生ゴルディアス

2
前著もそうなんだけど、独特の視座がないというか、ただデータ類と政治トピックを並べてみました感があって、全然面白くない。しかも今回はGVCすらほとんど関係ない国際政治の表面的な解説が延々と続く。読みたいのは、デカップリングが経済に具体的にどのように影響を与えるかの分析と仮説なんよ。その話に確かに一瞬触れたけど、中立国には恩恵かもねの一言で流すとかなめとんのかと思った。2024/04/06

Meistersinger

2
国際的なサプライチェーンを可視化し場合によっては定量評価している点は偉大。再読決定2023/11/07

cava

1
佐橋亮『米中対立』を読んでいたおかげで何が国際経済秩序の論点になりうるか「グローバル・バリューチェーン」を土台に考察したものだった。東南アジア諸国ASEANが要となりそうなこと。大国による「相互依存の武器化」も考慮すると、いかに貿易先PFを分散する必要があるのかよくわかった。細かい評をするなら、マクロ経済学を学ぶ上で重要度が低いとされる"産業関連表"を用いた分析に依拠している点が挙げられる。公務員試験以外であまり見かけない一方で、政策立案においては必要なんだなと再認識できた。2023/11/15

お抹茶

1
バリューチェーンを分析することで,国家間の経済的な結びつきがわかり,安全保障上の弱点も浮かび上がってくる。国際産業連関表にはグローバル・バリューチェーンの地政学を実証するための重要な情報が豊富で,ネットワークの中心や構造的非対称性や依存関係がわかる。もう少し模式図があると,現在のパワーバランスが掴みやすくなると思った。2023/10/12

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