出版社内容情報
いまこそ、最も偉大な経済思想家から学ぶべきとき。
二つの世界大戦の時代を通じて、世界のあるべき秩序を求め、また母国を救うために奮闘、経済学に革命をもたらした知の巨人の伝説的伝記、待望の邦訳。ケインズ研究の第一人者が、研究、思想、政策、恋愛、生活、文化・外交活動にわたり、ケインの全生涯、人間像を生き生きと描く。
経済学に革命を起こしただけでなく、二つの世界戦争の時代を通じて、思想家として、官僚として、また、国の命運を託された交渉者として、そして文化・芸術愛好家として活躍した、型破りの天才・ケインズの生涯とはどのようなものだったのか?
上巻では、両親・家族、出生、幼少期、イートン校、ケンブリッジ大学での生活から、思想形成、大学の秘密ソサエティ・使徒会、ブルームズベリー・グループとの濃密な交友、恋愛関係、第一次世界大戦と『平和の経済的帰結』、『確率論』の執筆、結婚、文化・芸術との関わり、金本位制復帰問題への対応、大恐慌の到来までを描く。
内容説明
経済学に革命を起こしただけでなく、二つの世界戦争の時代を通じて、思想家として、官僚として、また、国の命運を託された交渉者として、そして文化・芸術愛好家として活躍した、型破りの天才・ケインズの全貌を描き出す。上巻では、両親・家族、出生、幼少期、イートン校、ケンブリッジ大学での生活から、思想形成、大学の秘密ソサエティ・使徒会、ブルームズベリー・グループとの濃密な交友、恋愛関係、第一次世界大戦と『平和の経済的帰結』、『確率論』の執筆、結婚、文化・芸術との関わり、金本位制復帰問題への対応、大恐慌の到来までを描く。
目次
第1部 義務と善(征服王に連なる家系;ケンブリッジの文化―シジウィックとマーシャル;ケンブリッジに育つ;イートン;ケンブリッジ学部生時代;若き日の信条;ケンブリッジとロンドン;リットン、ダンカン、メイナード)
第2部 危機前夜(第一次世界大戦前における経済学への関心;私生活;小春日和)
第3部 無邪気の終わり(戦時への適応;ケインズと第一次世界大戦;危機一髪;紆余曲折―ケインズとパリ講和会議;脅かされる文明)
第4部 戦争の経済的帰結(一九二〇年代のケインズ;平和への移行;確率と善;ロシア問題とドイツ問題;貨幣改革)
第5部 金の十字架(金本位制と結婚;中道思想;ロイド・ジョージとの共闘;貯蓄の謎;不況)
著者等紹介
スキデルスキー,ロバート[スキデルスキー,ロバート] [Skidelsky,Robert]
英ウォーリック大学政治経済学名誉教授。英歴史学、経済学アカデミー・フェロー。ケインズ研究の第一人者。3巻本からなるケインズの伝記(1983、1992、2000)を執筆。英議会上院議員を歴任
村井章子[ムライアキコ]
翻訳者。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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