出版社内容情報
ユニコーンの3強――グラブ、シー、GoTo(ゴジェック、トコペディア)
なぜ世界中の大企業が殺到するのか?
東南アジアでユニコーンと呼べる有力スタートアップが続々と誕生しています。中でも、シンガポールのグラブとシー、インドネシアのゴートゥー(ゴジェックとトコペディアが合併)は「3強」と言える有力企業で、グラブは2021年内に米国NASDAQで巨額の上場を果たしました。
東南アジアのスタートアップのノウハウや巨大市場を狙って、世界中の大企業が提携や出資をしようと殺到しています。日本企業もソフトバンクグループをはじめ、トヨタ自動車、三菱UFJ銀行などが出資や提携を積極的に行っています。
本書では、まず、スタートアップ「3強」のビジネスモデルの実力、創業者の素顔、成長の秘訣を解説し、続いて、なぜ東南アジアでスタートアップが育つのか、政府、大学、民間が織りなす起業のエコシステムを明らかにします。また、東南アジア域内外から流れ込む巨額のファンド資金の動向やタイ、ベトナム、マレーシアなどで次に来るスターアップを紹介し、東南アジアのスタートアップ事情が丸ごと1冊でわかります。
スタートアップに出資や提携をしたい、あるいはスタートアップのビジネス手法を自社に取り入れたいビジネスパーソンなどに役立つ内容です。
内容説明
東南アジアで有望なスタートアップが続々誕生している。特にグラブ、シー、GoTo(ゴジェックとトコペディアが統合)の3強は巨大で、シーの企業価値は一時23兆円に到達。世界中の大企業やファンドが出資や提携を求めて殺到している。現地駐在経験が豊富な日経新聞記者が大躍進の秘密を解き明かす。
目次
序章 スタートアップが担う東南アジアの成長
第1章 グラブ―創業10年で米国に上場
第2章 シー―「東南アジアのアマゾン」の実力
第3章 ゴジェック―社会を変えて「インドネシアの誇り」に
第4章 トコペディア―大型統合で「GoTo」が誕生
第5章 巨艦ファンド・テマセク、ソフトバンクグループ
第6章 起業を促すエコシステム
第7章 3強に続く各国のスタートアップ
第8章 財閥第3世代が秘める可能性
第9章 米中のはざまで
著者等紹介
中野貴司[ナカノタカシ]
日本経済新聞シンガポール支局長兼クアラルンプール支局長。1977年生まれ。2000年、早稲田大学政治経済学部卒業、日本経済新聞社入社。経済部、政治部、日経BP日経ビジネス編集部などを経て2017年から現職
鈴木淳[スズキジュン]
日本経済新聞社Nikkei Asiaデスク(前ジャカルタ支局長)。1979年生まれ。2006年、一橋大学大学院社会学研究科修了、日本経済新聞社入社。大阪社会部、消費産業部、国際アジア部を経て、16~20年、インドネシア駐在。インドネシアなどアジア新興国の政治経済や社会が主な関心で、アジアの政治家や経営者らを多数取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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