日経プレミアシリーズ<br> ビッグデータが明かす医療費のカラクリ

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日経プレミアシリーズ
ビッグデータが明かす医療費のカラクリ

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  • サイズ B40判/ページ数 265p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784296113347
  • NDC分類 498.13
  • Cコード C1233

出版社内容情報

病院や薬局の明細書には何が書かれているのか?
生活習慣病の医療費は、なぜ同じ症状、同じ年齢で3倍‾5倍も異なるのか。
毎月通院する患者と3カ月に一度しか通院しない患者で、治療成績に差はあるか? 25年間、61万人、1350万回の電子カルテの統計分析から、日本の医療費と医療サービスの実態を明らかにする。

○私たちが消費者として購入している医療サービスの価格は、どのように形成されているのか、私たちが支払っている医療費に見合うだけの受益を得られているのか? 本書は生活習慣病患者の膨大なカルテデータを統計解析した研究をもとに、医療費の実態を一般読者向けにまとめるもの。

○高血圧、糖尿病、脂質異常症は、以前は三大成人病、今では生活習慣病と呼ばれ、日本の医療費の1割強を占める。生活習慣病はガンのようにすぐに死に至る病ではない。初期には自覚症状がなく、医者に薦められるまま長期にわたって薬を飲み、受診を繰り返すことになる。本書の分析は25年間、のべ61万患者、1350万受診の電子カルテのビッグデータをもとにしており、これだけの規模の分析は国内では例がない。

○本書の研究で見えてきたのは、(1)高い薬を使っても安い薬を使っても、治療の効果は変わらない、(2)数多く受診しても必ずしも病気は改善しない、だった。すなわち、日本の医療には市場機能がまともに働いておらず、医療費が無駄に費やされていることを実証する結果となった。

○この医療費の無駄を省き、効率的に配分できれば、患者や保険組合、国の財政、場合によっては医師をはじめ医療従事者への配分を増やすことも可能になる。そのためには保険者である健康保険組合と患者の選択と行動がカギとなる。本書はその一助となるものである。

内容説明

病院や薬局の明細書には何が書かれているのか?生活習慣病の医療費は、なぜ同じ症状、同じ年齢で3倍~5倍も異なるのか。毎月通院する患者と3カ月に一度しか通院しない患者で、治療成績に差はあるか?25年間、61万人、1350万回の電子カルテの分析から、日本の医療費と医療サービスの実態を明らかにする。

目次

第1章 同じ病気でも、医療費はずいぶん違う
第2章 高い治療費のほうが治療成績は良いのか
第3章 生活習慣病医療費の中身を見る
第4章 薬の効果とは、どういうものか
第5章 高い薬と安い薬で、効き目は異なるのか
第6章 医師はどのようにして薬を選んでいるのか
第7章 診療の頻度で治療結果は変わるのか
第8章 生活習慣病に高額の治療費はいらない
第9章 薬や治療の善し悪しはなぜ公表されないのか
第10章 患者と保険者の行動が医療を変える

著者等紹介

油井敬道[ユイヒロミチ]
アライドメディカル取締役。1963年‐68年灘中学・灘高校。2019年‐アライドメディカル(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ミライ

32
25年間、のべ61万患者、1350万受診の電子カルテのビッグデータを基に、私たちが消費者として購入している医療サービスの価格は、どのように形成されているのかについて解析された一冊。日本の医療界は市場機能がまともに働いてなく、医療費が無駄に費やされていることを実証する結果となっており、条件によっては年間で使う薬の料金が4倍くらいの開きがあるようだ。日本の薬の価格のカラクリを知りたい人にオススメ。2022/07/22

kitten

12
図書館本。安田さんは、メトホルミン90日処方。高井さんは、SGLT2の30日処方。同じ糖尿でも治療費が3倍変わりますよ。生活習慣病の治療に市場原理を!ということ。医療にコスト感覚を求める時期になってきたのかも知れないな。メトホルミン、バイアスピリンのコスパの良さは異常。そろそろ、医療もビックデータの活用を。まずは、オンライン資格確認からだな。2022/07/04

tonnura007

7
治療費や通院頻度で治療効果が変わるかといったことへの議論の展開は、なかなか緻密に考察されていると思う。一方で、最終章の解決策としての提言は非常に性急な論理展開だと感じた。 生活習慣病な治療に市場原理を持ち込むために医療情報の公開や受診する医療機関を自由に選択することを挙げるが、欠落している論点は、「果たして患者が正しく情報を解釈して判断出来るか」という点。主治医は合併症やコンプライアンスなど考慮して医療を行うが、患者が医療機関を選ぶ基準は、とどのつまり医師やスタッフとの相性・アクセス・施設の雰囲気である。2024/03/17

takao

3
ふむ2022/12/23

Metis

3
25年間のレセプトデータを基に、我々が普段本質的には知ることのない、医療サービスと価格、その比較について論じた本。私は一応医療資格を持つ人間であるが、近年は診療内容明細書は出されているものの、その項目がどのようなサービスに対してのものなのか、さらに、それが病院間で差があるのか等の情報は患者側(消費者側)は知るのが難しい。 一つ一つの解析は、少し乱暴なところもあるかもしれないが、こういった視点を持つ人が多くなることは、今後更なる超高齢化社会で医療費が必然的に嵩む未来が待っている日本人にとっては重要と感じた。2022/12/04

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