内容説明
もう、インバウンドには頼らない。「魅力都市はこう作る」を地で行くストーリー。道外出身者が惹きつけられる理由、コロナ禍で試行錯誤の企業、都市大開発、五輪招致はどうなるか―。日本経済新聞の好評連載を書籍化!
目次
第1章 サッポロ反撃ののろし
第2章 教育の地殻変動
第3章 コロナレガシーを問う―企業の試行錯誤
第4章 札幌開発の謎から未来まで
第5章 観光再起動―生かせ豪雪
第6章 2度目の「1972」―オリパラ招致の熱量
終章 インタビュー編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
26
日経の道内版の連載をまとめたものだが、まずタイトルがダサすぎる。内容も表層的で、深みがない。インタビューも突っ込みが足りず、総じて平板。まぁ、日経に批判精神を求めるのは酷なのかもしれない。一面などの連載をまとめた書籍はけっこう読み応えがあるものが多いが、地方版だと記者も若いから、こうなるのだろう。2022/06/16
カエル子
3
ガンバってる雰囲気を醸し出すタイトルにひかれて読んでみたけど、総じて「これから頑張ろう!」な内容だった笑。このまま札幌にいたらダメだ!と思って上京したのが二十数年前(はるか昔だ笑)。それから変わった面はたくさんあるようだけど、東京の10年遅れくらいでぎりぎり時代についていってる感じは変わってない。なんか、常に遅いし、中途半端な成功体験に酔いがちだと思うぞ>札幌。そういう意味では、新幹線の次は2030年のオリパラみたいに、ちょっと先のデカイ目標を用意したほうが動かしやすいのかもしれん。お尻を叩く感じで。2022/06/12
くらーく
2
札幌の人口って200万人なの?150万人超えたころだったと思うけど、もうこれ以上多くなるとねえ、なんて言っていたのになあ。 その頃と経済環境は変わっていないようだけど、どうなんだろうねえ。2次産業が無くて、札幌以外は1次、札幌は3次産業ばかり。理系大学卒業者が就職するところが無くて、ほとんどが道外に就職していたのだけど、このへんは変わらないかな。最後の座談会でも体育会系営業を求めるような記述があったけど。なまら(なんまら)って言葉は、嫌いなんだよね、道産子だけど。頭悪そうに聞こえない?2022/08/10
USK経営コンシェルジュ
0
世界でもほぼ類を見ないであろう、豪雪メガシティ。 この本を読んで一番感じたのは、「もったいない!!!」 住むにしろ、遊ぶにしろ、まだまだポテンシャルを発揮できていない。 くだらない利権や既得権益など捨てて一丸になれば、札幌はもっと魅力的になれる街。 自然と都会を融合した北海道ならではの魅力は、札幌にしか出せない味ではなかろうか。 本気で未来を考え出せば、札幌にはいくらでも光明が見えるはず!!2024/08/07
fs_htnk
0
日経新聞の長期連載の書籍化。新聞の記事らしく概要をなぞることはできる。それぞれの課題を詳しく知るにはまた別の手段で。2022/07/25