出版社内容情報
企業価値向上の実践的手法を
豊富な実例とともにビジュアルに解説!
●ベストセラーの実践編
投資や運転資金をどれだけ利益につなげられたかを示す指標が、ROIC=投下資本利益率。
前著は、ROICを用いていかに企業価値を向上させるかを、上場企業のKPI管理事例等を通じて詳解した良書として、実務家を中心に好評を博しています。
前著の刊行から5年が過ぎ、ROICを中期経営計画の目標に掲げるなどROIC経営に取り組む企業増えたものの、業績評価において「計算」するのに留まり、実際の企業価値向上につなげられていない企業はいまだに多いのが実態です。ROICを企業価値向上につなげていくための次のステップとして、事業ポートフォリオを適切に評価するプロセスを構築し、果敢に事業を入れ替えていく必要があります。
本書はROIC経営の実践編として、事業ポートフォリオ評価とその組み換えに焦点を当てて、経営実務の使用に資する書籍。
今回も、オムロン、シーメンス、日立など、有名企業の実例を紹介。豊富な図版を収録し、ROICを使いこなすために必要な論点を整理します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nekozuki
5
『ROIC経営』の続編として、実際にROICを導入する際のポイントを解説している。最終章は事業間シナジー(コングロマリットプレミアム)にまで触れられており、事業ポートフォリオ再編の考え方として非常に参考になる。2024/12/21
Fuyuki Kawasaki
1
タイトルの通り。 CEO CFO FP&A 経営企画部など業務でROICに携わっている人向け。 実践編なので、基礎から知りたい人にはオススメできない。 一方で、実践編とある通り、実務における考えを整理するのに役立つと思う。 自分の難しかったが、悪くない本と思う。 2024/03/28
わたる
0
コーポレートガバナンスに沿って「理念→ビジョン→対処すべき重要課題→中期経営計画」と数字に落とす考え方から始まり、ROICやEVAなどの財務指標と年平均成長率などの事業性指標の2軸に各事業をマッピングして時系列の変遷を見ると事業ポートフォリオの見直しが行いやすくなるとか、PEファンドによる事業再生の考え方とか、事業別のWACCの割り出し方など、ROICをメインに使って事業ポートフォリオを評価・組み替え・管理・シナジー創出を行う考え方が、すぐに活用できるよう実践的に書いてある経営戦略・財務担当向けの実務書。2023/11/19
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