日経ビジネス人文庫<br> 第三のチンパンジー 完全版〈上〉―人類進化の栄光と翳り

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日経ビジネス人文庫
第三のチンパンジー 完全版〈上〉―人類進化の栄光と翳り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784296113002
  • NDC分類 469
  • Cコード C0120

出版社内容情報

何がヒトを人間たらしめるのか?

ダイアモンド博士の名著、完全版!

王立協会科学図書賞受賞作



宇宙からきた生物学者は、ヒトを「第三のチンパンジー」に分類するだろう。なぜなら、ヒトとチンパンジーの遺伝的距離は驚くほど小さく、非常に近い関係にある鳥同士よりもずっと近い関係性だからだ。だが、わずか数万年の間に、ヒトは人間へと進化した。何が人間とチンパンジーとを分けたのか? ダイアモンド博士の原点とも言える名著に、原書ペーパーバック版のために書き下ろされた補遺2点も収録した完全版。王立協会科学図書賞受賞作。



「宇宙からきた動物学者は一瞬にして、ザイールに棲むボノボ、それ以外の熱帯アフリカに棲むコモンチンパンジーと一緒に、私たちを単に第三番目のチンパンジーとして分類するでしょう」(本書より)

内容説明

宇宙からきた生物学者は、ヒトを「第三のチンパンジー」に分類するだろう。なぜなら、ヒトとチンパンジーの遺伝的距離は驚くほど小さく、非常に近い関係にある鳥同士よりもずっと近い関係性だからだ。だが、わずか数万年の間に、ヒトは人間へと進化した。何が人間とチンパンジーとを分けたのか?ダイアモンド博士の原点とも言える名著に、原書ペーパーバック版のために書き下ろされた補遺2点も収録した完全版。王立協会科学図書賞受賞作。

目次

プロローグ
第1部 単なる大型哺乳類の一種(3種のチンパンジーの物語;大躍進)
第2部 奇妙なライフサイクルを持った動物(ヒトの性行動の進化;浮気の科学;どうやってセックスの相手を見つけるか?;性淘汰と人種の起源;なぜ年を取って死ぬのか?)
第3部 特別の人間らしさ(ヒトの言語への橋渡し;芸術の起源)

著者等紹介

ダイアモンド,ジャレド[ダイアモンド,ジャレド] [Diamond,Jared]
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)地理学教授。1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞、マッカーサー・フェロー、ブループラネット賞など受賞多数。現在も大学で学部生向けに地理学を教え、引退の予定はない。妻マリーや息子マックスとジョシュア、友人たちと過ごす時間のほかは、自宅近くの渓谷で毎日バード・ウォッチングをし、週何回かはジムでバーベルトレーニングをこなし、週一度はイタリア語会話のレッスンを受け、クラシック音楽の室内楽団でピアノを演奏している。ロサンゼルス在住

長谷川眞理子[ハセガワマリコ]
総合研究大学院大学学長。1952年東京都生まれ。専門は行動生態学、自然人類学。野生のチンパンジー、イギリスのダマジカ、野生ヒツジ、スリランカのクジャクなどを研究、現在は人間の進化と適応の研究をしている

長谷川寿一[ハセガワトシカズ]
東京大学名誉教授。1952年生まれ。専門は動物行動学、進化心理学。ヒト・類人猿の生活史戦略と配偶戦略などを研究。東京大学大学院総合文化研究科教授、同大学理事・副学長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鱒子

74
コモンチンパンジー、ボノボ、ホモサピエンス、これらの遺伝子の違いはほんのわずか。宇宙から知的生物がやってきたら、この3つは同種にカテゴライズされるだろう。ではどうして、わたしたちは人間になったのか?——性行動についての記述に本書の1/3が割かれています。閉経の理由が孫(子孫)のためとは驚きましたが、なるほど。下巻へgo!2022/08/17

Ryo

8
無数の選択肢の中から選択を重ね、自分だけの人生を歩んできたつもりが、「それは遺伝子の結果そうさせた事で、他のヒトも、いや他の動物も同じ原理です」と教えられると、辟易させられる。突拍子もなく早朝に海へ赴き、「こんな事してるの、俺だけだろうな」と黄昏ていたら、真横に似たような大学生がやってきた時と同じくらい小っ恥ずかしい。しかしそれが科学の面白さで、「浮気をするのも助け合いをするのも醜い争いをするのも人間だけじゃないんだ」と時に人間至上主義的な理念から肩の荷を下ろしてくれる。2022/08/29

やす

6
原書はかなり昔の出版なので訳注の訂正が盛りだくさん。論旨真逆になったりもしてて、まあこれが反証可能性だから仕方ない。文明論かと思っていたのだか進化生物学による人類の分析。上巻は性選択の話がメインで結論がないことばかり。後半に期待。2025/02/15

Book shelf

2
すでに出版されている同名の本に訳者が最新の見解を訳注として追加することで刷新を図った内容。ジャレド・ダイアモンドがヒトとは何か、他の霊長類とはどう違うのか、一見奇妙に見える行動(浮気、一夫多妻制、一夫一婦制、あえて無駄とも思える行動など)にはどのような意味があるのかを、たった数%しか遺伝的差異がない霊長類のみならず他の動物も引き合いに出して、かなり明快に分析する。彼の本には毎回、専門的になりがちなテーマをこうも分かりやすく伝えることができるかと驚かされる。2023/01/25

polythenepam_m

2
7 ヒトと他の類人猿を分かつものは何なのか。DNAでは極めて近いヒトとチンパンジー。ヒトが服を脱いで言葉を話せなくすればそれはもう宇宙の動物学者から見れば区別が付かないという。確かにそうだな。類人猿とヒトの性行動、浮気、セックスの相手選びなどその手の話にちょっと長いなー飽きてきなーというころに、性淘汰から自然淘汰の精確さ緻密さ、人はなぜ年を取って死ぬのかにまで繋げて論じるこれぞダイアモンド博士!となりました。後半へ続く2022/12/23

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