出版社内容情報
サブスク担当者に成功を届ける
失敗から導き出した「やってはいけない」こと
500人のサブスク事業経験者に実施した調査によると、最重要KPIの達成率が100%に到達しているのはわずか9%。逆にいえば、91%のサブスク事業は目標未達(=失敗)という結果になりました。各社が取り組むサブスク事業の実態は、期待したほどの成果を出していません。
本書はこの事実に向き合い、「サブスクの失敗要因」を突き詰め、そこから「成功のパターン」を探った意欲作です。
まず、500人のサブスク調査から、失敗するサブスク事業に表れる「特徴」を洗い出し、「どのような特徴を持ったサブスクは失敗するのか」「それはなぜなのか」を突き詰めています。さらに、失敗サブスクの特徴や筆者らの経験から、サブスクの「失敗要因」を明確にし、その対応策を探った上で「成功策」を導いているのです。ここまでして見つけた策なら、安心して採用できるでしょう。
もしあなたが、「サブスクを始めたけど、どうもうまくいっていない」とお悩みなら、きっとこの本で原因が分析され、打つべき策が見いだせるはずです。
本書にはもう一つ特徴があります。それは、「モノのサブスク」にページを割いていることです。「デジタルコンテンツ」を対象にした解説書が多いなか、本書では自動車やハンドバッグなどのモノを対象にしたノウハウを提示しています。製造業などでサブスクを検討するなら、まず本書を手に取ってみることをお薦めします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ken
3
全編通じてサブスクを始めるにあたり考慮すべき点はなにか(失敗も、成功も)についてしるされている。 顧客価値を考える、既存事業とのカニバリを考慮する、サブスクを目的化しない、事業として考える、などいずれも考えば当然の項目が多い。しかしながら既存のサブスクで当てはめた時、意外にできているものは少ないのでは?と感じた。書籍内でも触れられているがチェックリストの活用は意義があると感じた。2021/11/20
shiroe_42
0
サブスクの失敗を考察したレポート。読みながら、新規事業についての本と錯覚しつつも、サブスクは既存事業の延長だと失敗するとの指摘に、ああこれは錯覚ではなかったのだ、サブスクは新規事業なのだ、と思い直しながら読み進める。仕組みをよく考えて、既存事業の延長でも競合でもない事業とすることがサブスク事業の成功には必要。2022/06/25
シン
0
☆4 コンサルティング会社のクニエらしく実践的な気づきが多かった。LTVやCPAなどのKPIを甘く見て見切りでサブスクビジネスをスタートするのはやめようと思った。2021/12/16
OCHA@マーケ&広報の人
0
サブスクが流行しているのは、モノ売りの限界が来ているから。本質は顧客の課題を解決することに尽きる。また、付随して提供方法や価格帯、商材は要検討すべし。サブスクは新規事業の失敗確率よりも高い確率で失敗する。過去の事例をもとに何が原因だったのか当書籍で記載があるので要チェックするのが良い。【1】サブスク導入が目的は✗→顧客の課題解決○。想像でなく、既存の事象・データを元に施策を打つ。【2】ビジネスモデルは要検討→利益はでるのか【3】短期的にはテコ入れ(プロセス活用・外注など)、中期的に仕組みを確立する。2021/12/12
アムア
0
本の形態を取っているが、中身はコンサルのレポート。サブスク事業の抽出イメージを持てている人にとっては冗長な説明が続いて読み進めるのが辛い。 気になる章だけ選んで読んだほうが理解するのには役立つ。2021/12/08
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- 和書
- えっちな気持ち 角川文庫