出版社内容情報
「伝説のコンサルタント」の第一作
1963年、国が定めた会計の指針に反逆し、
管理会計の重要性を説いた話題書が復活!
原価を“経理の塔”から引っぱり出し、広く大衆のものにする方法論
今までの原価計算のやり方が、
いかにダメなものであるかを明らかにする――
生きている経営に、
死んでいる原価計算を使うわけにはいかない。
(本書より)
内容説明
企業体の中に深く根を下ろした伝統的な会計理論の幻術の正体をあばき、矛盾を解明し、“原価の迷信”を打破する。
目次
1章 経営の悪夢―全部原価計算の話
2章 経営の水先案内―直接原価計算(ダイレクト・コスティング)の話
3章 経営の原価と利益―前向き原価の話
4章 経営の費用節減―実際活動の話
5章 経営の人間管理―経営センター制度の話
6章 経営の成果分配―ラッカー・プランの話
著者等紹介
一倉定[イチクラサダム]
1918(大正7)年、群馬県生まれ。36年、旧制前橋中学校(現在の前橋高校)を卒業後、中島飛行機、日本能率協会などを経て、63年、経営コンサルタントとして独立。「社長の教祖」「日本のドラッカー」と呼ばれ、多くの経営者が師事した。指導した会社は大中小1万社近くに及ぶ。1999年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ue3104
5
伝説のコンサルタント・一倉定氏の原価管理に対する考え方をまとめた一冊。原価とは何か?管理とは何か?付加価値をいかに高めるか?付加価値を作り出す唯一の存在は人。その人をいかに管理するか?基本的で非常に重要なことに気付かされたような気がする。2021/11/02
mkt
4
寄与価値=総売上-総買入:インプットとアウトプットの関係/原価計算の本当の目的は経営政策決定のため/利益①経営努力の有効性と健全性測定②事業存続費③資本調達/ダイレクトコスト:生産量の増減に比例するコスト/病状は必ず傾向で判断する:①売上に対する金利、手形割引料②総資本利益率③売上利益率④総資本回転率/利益は経営者の意思/利益①配当率②返済額③留保額④必要な引当/会社の存在価値は生産価値にある/人は自分のために働いている→会社はその目的達成に気を配ってあげる/ 20211202読了 214P 12分 2021/12/02
Go Extreme
2
経営の悪夢ー全部原価計算:ベラボウとノッペラボウ 息子の安給料 日の車の黒字決算 会計概念の改革を 原価罫線の目的は何か 晴れ着と普段着 経営の水先案内―直接原価計算:ダイレクト・コスティングとは 収益比較 前向きと後向き 固定費は不変費ではない 経営の原価と利益―前向き原価:機会原価 実践的財務分析 限界利益図表 経営の費用節減―実際活動の話:計画とは本来ムチャなもの 比例費の切り下げ 経営の人間管理―経営センター制度:人的資源 制度の精神 経営の成果分配―ラッカー・プラン:労使共同経営2021/10/22
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