内容説明
本書は、がん患者団体の代表者、がん診療に携わる医師・看護師、社会学者など、さまざまな有識者が集まり、がん医療や、がん患者が抱える課題・生き方などについて定期的に議論してきた「がん患者本位のエンゲージメント」を考える会(座長:武藤徹一郎)による報告書です。がん患者を取り巻く今の状況をより良いものとするために、3つのビジョンと10のアクションを提言。がん患者、その家族、がん診療に携わる医療者、がんの政策立案に関わる行政官など、がんに関係するすべての人々にとっての必携の書です!
目次
はじめに がん患者の問題の解決に向けて
序章 「がん患者本位のエンゲージメント」とは何か
第1章 ビジョン1 社会全体でがん患者を生涯にわたって支える
第2章 ビジョン2 一人ひとりが安心して納得できる医療/ケアを受けられる
第3章 ビジョン3 がん患者が主役となって自分らしく生きるための素養とスキルを身に付ける
終章 「がんと生きること」を生涯にわたって支えるために
おわりに 「がん患者本位」で実現する共有価値の創造