内容説明
企業というものは、放っておけば赤字になり、倒産するようにできているのである。それを黒字にもってゆき、存続させなければならないのが経営者なのである。「中小企業の救世主」の初期著作集・第2弾。
目次
1章 経営不在の目標管理
2章 目標の本質
3章 目標の領域
4章 目標の設定
5章 成果達成指導
6章 チェックなくして目標なし
7章 高収益高賃金経営の目標
著者等紹介
一倉定[イチクラサダム]
1918(大正7)年、群馬県生まれ。36年、旧制前橋中学校(現在の前橋高校)を卒業後、中島飛行機、日本能率協会などを経て、63年、経営コンサルタントとして独立。「社長の教祖」「日本のドラッカー」と呼ばれ、多くの経営者が師事した。指導した会社は大中小1万社近くに及ぶ。1999年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
静岡茶
3
良書。 目標管理、1on1など、これまでずっと効果に疑問に思っていたことを全部解決してくれた。 本当の目標管理がこの本に書かれている。90年代、親父に教わったことと同じでなつかしい。。。やはり、企業戦士は生きるか死ぬかだよなぁ。2023/01/09
TokU
3
非常に痛快。面白い。経営層はもちろん、マネージャは読むべき一冊。昔の時代にこのような考え方を提示していたのが、新鮮に思えた。手元におきたい一冊。 メモ: できないことをやるのが本当の仕事だ。目標とは「手に入れたい結果」である。2021/01/25
mkt
3
企業の目標は生き残るための条件が基礎/客観情勢が上司を通して圧力をかける/目標を実績に近づけるのは間違い。差が問題の大きさを示してくれるから/目標を立てることで可能とする必要があるもの①事業の全活動を簡潔な言葉で②実際の経験に照らして①の適否を判定③行動の予示④決定が健全か⑤体験を通じて不充分な点を見つけ将来の指針を得られる/目標①市場の地位②革新③生産性④収益性⑤物的資源と財源⑥人/長期ビジョンに立つ/成果は顧客から/上を向く/ 20201216読了 214P 30分2020/12/16
もやもやもやもや
2
目標は社外環境を踏まえて自社が生き残る観点で決まるものというのは大変わかりやすい。各部門の目標は自らの意志で決定するのではなく、部門の意志とは無関係に上司が割り付けるもの。その上で人間関係論を否定し、会社は楽しいところではないと言い切っている。近年、社員をやる気にさせるという視点が強いが、そもそも社外環境があっての内部環境であり、両立できる話だと理解した。古い本だが示唆に富んでいる。2021/04/28
Livroschu
2
工数削減に科学的根拠はいらない。達成しなければ生き残れない。2021/03/13