内容説明
ビジネスパーソンが企画や交渉、商品ブランド開発など、あらゆる仕事でイノベーションを起こすにはどうすべきか。そのヒントが「ロジカルな左脳」と「クリエイティブな右脳」の両方を使いこなす『建築的思考術』にあった!建築を学んだ後、100以上のブランディングを成功へと導いたブランディングデザインの第一人者がインタビューと考察から読み解いた7つのキーワードから『建築的思考術』を提唱。ビジネスのアイデアを実現させる『コツ』を解き明かす!
目次
第1章 構造―不自由な自由というルールのデザイン
第2章 コンテクスト―コンテクストを解くデザイン
第3章 コンセプト―軸をつくり出すデザイン
第4章 場―場づくりと建築の統合的デザイン
第5章 考える―感じるデザインと考えるデザイン
第6章 共創―ワークショップという共創のデザイン
第7章 構想力―未来をつくり出すデザイン
終章 アーキテクチュアル・シンキング―プロセスのデザイン
著者等紹介
西澤明洋[ニシザワアキヒロ]
ブランディングデザイナー。1976年滋賀県生まれ。株式会社エイトブランディングデザイン代表。グッドデザイン賞、PENT AWARDS、THE ONE SHOWをはじめ、国内外100以上の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろー
6
建築学ぶと、ラフスケッチ→コンセプト→場所の読み解きなどを行い、デザインを形にしていく。これが普通のことだと思っていたが、機械屋やデザインオンリーの人には抜け落ちていることに気づいた。本書では、この一連の「プロセス」を重要視し、「プロセスのデザイン」こそがアークテクチュアルシンキングであるとしている。プロセスのデザインは企業経営での戦略と戦術に近いと感じた。2019/12/18
yyhhyy
2
建築科出身のデザイナー・プロデューサーへのインタビュー集。目的からハードまで全てを統合的にデザインする基礎体力として建築を捉えた本2020/07/25
じじょ
1
二巡すると更に面白い。 建築的思考術に沿って、各分野のデザインを考えるとは。 利用する側として別の視点で見る面白さが増えた。2020/03/15
masa
0
建築をバックグランドとしながら、建築ではないクリエイティブな仕事をされている人へのインタビューを中心に進む一冊。他のクリエイティブに従事しながらも根底には建築を考える際のアプローチを活かしながら今の仕事をしている、というのが筆者の伝えようとしているポイント。モノそれ自体に固執するのではなく、取り巻く周辺から本質を構造化して進めていく。建築的アプローチと筆者は言うが、建築含めたデザインという活動はもともとそういうものではないだろうか。デザインという言葉を広義で解釈すると自ずとそうなるような気がする。2025/01/21
Coffee Breaks
0
デザインとは自分で考え、つくり、使う人間の創作活動。2020/08/12