出版社内容情報
ビジネスパーソンがオープンソース・ソフトウェア(OSS)を活用して企業競争力を高め、着実に成果を出す――そのために必要な全知識をやさしく伝えます。
世界規模のIT企業は、競争力を左右する「戦略資産」としてオープンソースを活用しています。自社エンジニアをコミュニティに参加させて技術のルール作りを主導し、数万人規模の開発者を巻き込むことで、迅速に技術開発を進め、新たな価値を創出しています。しかし日本企業の多くは、いまだにオープンソースを単に「無料のソフトウェア」として扱いがちです。日本企業が世界で勝つには、オープンソースのリスクに備える「守り」をしっかり固めたうえで、積極的にコミュニティに参加してビジネス価値の向上を狙う「攻め」に踏み込んだ「オープンソース戦略」が不可欠です。本書を読むことで、(1)オープンソースやコミュニティの基礎知識を得て、(2)世界で実践されている最新の「守り」と「攻め」のオープンソース戦略を体系的につかみ、(3)明日から実践できる形に落とし込めるようになるはずです。
■こんな人にお勧め
・トップマネジメントの方々
オープンソースがなぜ世界を変えるほどの力を持ったのか、企業経営にとってのリスクとチャンスを知ることができます。企業として効率よくオープンソース戦略を推進するための組織であるOSPO(Open Source Program Office)の必要性と編成方法もわかります。
・ミドルマネジメントの方々
守りのオープンソース戦略の実践である「オープンソース管理」の方法論を学べます。攻めのオープンソース戦略が担当する事業にどのような価値をもたらすのか、そしてそれを組織としてどのように実行するのかがわかります。
・実務者・エンジニアの方々
オープンソースに関するリスクに対処するための前提知識であるライセンスやSBOM(Software Bill of Materials)の基礎を習得できます。コミュニティで世界のトップエンジニアと協同して自らを高めるための手法と具体的な始め方がわかります。
【目次】
第1章 オープンソースの基本を知る
第2章 リスク対処で知っておくべきこと
第3章 「守り」のオープンソース戦略を実践する
第4章 ビジネス価値を高める「攻め」のオープンソース戦略
第5章 攻めの戦略を支える人材とその育成
第6章 オープンソース戦略の司令塔「OSPO」
補章
特別コラム1 オープンソースの過去・現在・未来
特別コラム2 攻めのオープンソース戦略の事例:エリクソンと日立製作所
特別コラム3 アマゾンの事例:マーケティングと人材戦略への活用
内容説明
オープンソースを活用して企業の競争力を高め、成果を出すために必要な知識をやさしく伝える。オープンソースが世界を飲み込む!
目次
第1章 オープンソースの基本を知る
第2章 リスク対処で知っておくべきこと
第3章 「守り」のオープンソース戦略を実践する
第4章 ビジネス価値を高める「攻め」のオープンソース戦略
第5章 攻めの戦略を支える人材とその育成
第6章 オープンソース戦略の司令塔「OSPO」
補章
著者等紹介
中村雄一[ナカムラユウイチ]
日立製作所Hitachi OSPO Head of OSPO兼マスターOSSストラテジスト。博士(工学)。2001年にSELinuxのコミュニティ活動を始めて以来、オープンソースとビジネスのエコシステム構築と世界に通じるエンジニア育成をライフワークとしている。近年はKeycloakを題材に攻めのオープンソース戦略の原型を構築し、OSPOのリーダーとして日立グループ全体に拡大中。また、The Linux FoundationのBoard・Japan EvangelistおよびCNCFのGoverning Boardとしてニホンコミュニティとグローバルをつないでいる。国内外での執筆や講演多数
桑田昌行[クワタマサユキ]
ソニーグループOSPOリード。TODO Groupアンバサダー。グループ横断活動のソフトウェア戦略コミッティの下でオープンソース推進ワーキンググループのリーダーとして、グローバルで多様な事業全体におけるオープンソース戦略を推進している。TODO GroupおよびOpenChain Japan WGの支援を受け、Japan OSPO Local Meetupを主催。オープンソースのビジネス的価値を明確にし、広く伝えることに情熱を持ち、日米欧のオープンソースイベントにおいて、オープンソースへの貢献の定量評価に基づく動向調査、標準化に向けた戦略的な取り組みなどに関する講演を多数行っている
渡邊歩[ワタナベアユミ]
日立ソリューションズシニアOSSスペシャリスト兼シニアエバンジェリスト、Hitachi OSPOのメンバー。OSS利活用やOSPO立上げ、OSSコンプライアンス専門のコンサルタントとして多くの企業を支援するほか、近年はSBOMを活用したサイバーセキュリティーやサプライチェーンマネジメントの分野でも活躍。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)専門委員、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)技術委員、The Linux Foundation Japan Evangelist、OpenChain Projectアンバサダー
福安徳晃[フクヤスノリアキ]
The Linux Foundation日本代表。OSSエコシステムの国内普及と、日本企業のグローバルなプレゼンス向上を支援。単なる「技術の消費」に留まらない、戦略的なOSS開発への「参画」を提唱し続けている。国内自動車業界を横断的に結びつけたAutomotive Grade Linux(AGL)や、産業用インフラを支えるCivil Infrastructure Platform(CIP)の創設支援など、業界の枠を超えた共創を実現。現在はクラウド、金融、サプライチェーン、セキュリティー、AI等の多様な領域における協調プラットフォームの構築に尽力。オープンな協働による日本企業の国際競争力の再定義を自らのミッションとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



