出版社内容情報
■ プログラムの設計力を身につけよう!
「プログラミングは勉強したのに、自分でプログラム作れない……」
そう悩んでいる人、けっこう多いんです。プログラミングの入門講座や入門書で、ひと通りプログラミング言語の文法やツールの使い方は学んだという人に本書を読んでいただきたい。きっと講座で取り上げられたコードや、書籍に掲載されたコードは、何をやるプログラムかはもう理解できますよね。自分で実際にコードを入力して、動作させることもできましたよね。でも、自分で「こんなプログラムを作ってみたい」と思って、自由自在にコードを書けていますか?
実は、「こんなプログラムを作ってみたい」というアイデアがあっても、それをすぐにプログラムにするのは簡単なことではありません。そうしたアイデアをプログラムにするための過程が欠けているからです。アイデアとプログラムをつなぐのが“設計”です。入門講座や入門書には、この設計の説明がほとんどないのです。プログラムを作れるようならないのは、そのためです。新米プログラマーがすぐに自分でプログラムを書けるようにならないのはもっともなことなのです。
でも悲観することはありません。そんなプログラミングの初心者に向けてソフトウェア設計の初歩の初歩を解説するのが本書です。「設計」といっても難しく考える必要はありません。本書ではじゃんけんやすごろく、あっち向いてホイなど、誰もが知っている遊びを取り上げ、それをプログラムにするために何を考えなければならないか、プログラムにするにはどうすればいいかを、一つひとつステップを踏みながら説明します。
内容説明
自分でプログラムを作れない人は必読!しっかり設計すればコーディングはスラスラできる。脱ビギナーを目指して設計スキルを実習形式で身につけよう!
目次
第1章 プログラミングは紙とえんぴつから
第2章 ソフトウェアの設計
第3章 じゃんけんプログラムのためのフローチャート
第4章 コンピュータが実行できる形に
第5章 データを構造化する
第6章 じゃんけんをPythonでコーディング
第7章 プログラム設計のための実習問題
著者等紹介
岩松洋[イワマツヒロシ]
岡山大学工学部修士課程情報工学専攻卒。大手IT企業にてプログラマー、システムエンジニアとして経験を積み情報処理技術者プロジェクトマネージャーを取得。開発チームのプロジェクトマネージャーとして官公庁のセキュリティシステム開発を担当後、起業。数々の開発業務を通じ、要件定義の経験を重ねて身につけた業務フローづくりのスキルを活かし、生産性向上、業務効率改善専門のコンサルタントとして中小企業を中心に支援。2019年からはプログラミング教育にかかわる。初心者がつまずきがちな文法暗記型教育に疑問を抱き日常の事柄を「紙とえんぴつ」を使用し言語化するトレーニング手法で「プログラミング言語を学んでも書くことが出来ない」という課題を解決する指導に力を入れている。動画学習コンテンツ制作や無料勉強会も定期開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。