出版社内容情報
ジム・コリンズ氏『ビジョナリー・カンパニー』シリーズ著者 絶賛!
「シェーン・パリッシュは正しい問いを発するという稀有な才能で、クリア・シンキングの達人たちからその秘訣を聞き出した。一流の意思決定ができる人たちの思考を読み解き、統合し、優れた枠組みとして提示したのが本書だ。切れ味鋭く、実践的。生き生きとした事例が満載で、抜群におもしろい」
◆人生の分かれ道、あなたはどう決断しますか?
ウォール街、シリコンバレーで大人気のサイト「ファーナム・ストリート」を主宰する著者が、「クリア・シンキング」(明晰な思考)をするための方法を教えます!
転職・投資・マネジメント・M&A・資金調達・ダイエット・結婚など、ここが決め時と気づいて、正しく判断できるようにするための鋭すぎる思考法。
◆クリアに考え、幸せになる16原則
・根本原因の原則 問題の根本原因を特定する
・悪い結果の原則 どんな悪いことが起こりうるか、どう克服するかを想像する
・「3+」の原則 一つの課題に、少なくとも3つの解決策を模索する
・標的の原則 情報をふるい分ける前に、自分が何を求めているのかをはっきりさせる
・ASAPの法則 なかったことにできるコストが低ければ、なるべく早く決断
・ALAPの法則 なかったことにできるコストが高ければ、なるべく遅く決断
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
okhiroyuki
4
チーム開発をしていると、決断する、される場面に遭遇する。そして、そのたびに良い決断とは一体何なんだろうかと考える。その答えに本書は答えてくれた気がする。悪いプロセスから良い決断は生まれないという言葉の通り、プロセスが重要。そして、そのプロセスを構築するためには、己を知ること、自信を持つこと、失敗から学ぶこと。なぜ良い決断をするのに失敗するのか。それは、決断とそれにより出る結果は関係がないから。このあたりもちゃんと書いてある。なお、どれだけ緻密に積み上げてもストレスで決断を誤ることもある。余白は大切。2024/04/21
ニューポートくん
3
◉P13「ポジションが良ければ、その場の状況に判断を迫られることなく、クリアにモノを考えられる。一流の人々が常に優れた判断をできるのは、待ったなしの状況で判断を迫られることがまずないからだ。」▼いや、本当にその通りと唸る!時間もお金も健康も、待ったなしの状況でどうにかしようとするとドツボにハマったり後の祭りになる。余白を埋めるポジションに自分をどう置いていくか?そのルールを忘れないようにする。2025/04/07
satochan
3
歳をとった自分が人生を振り返ったとき、どんな生き様を見たいか。判断して行動するという方法を教えてくれる本なのだが、全てはそこに繋がっている気がする。何に引っかかって、何に気づいて、どうやって選択して解決していくか。感情デフォルト、エゴデフォルト、社会性デフォルト、惰性デフォルト。いろんな反応があるが、私は誰が言ったかで行動を選択する人が苦手だ。何を言ったかで、中身で判断する人でありたい。言いたいことがあっても言い方も大事だし、聞く側も聴く力がいる。即時に反応するのではなくちょっといったん置いてを心がけたい2024/06/12
gg_boy__
3
良書だった。本能的なデフォルト反応の存在を意識した上で、それらを管理して合理的思考を行っていく。人間の本能に根付いた反応に捉われないように思考していくのは、やはり相当な意識付けが必要だなと再認識。合理的思考を生み出すための思考回路法も多く紹介されており読んでいて新しい気付きをたくさん得られた。何度も読み返したい。2024/04/21
たかしぃ
3
タイトル通り、明確な思考のための方法や基準がまとめられた一冊。「決める」ことに対して自信が無い人、自分の決断が正しかったのか不安がある人、何となく決めて成功しているがその考えを明文化したい人へ。2024/04/15