教養としてのインターネット論―世界の最先端を知る「10の論点」

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教養としてのインターネット論―世界の最先端を知る「10の論点」

  • 谷脇 康彦【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784296001644
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0034

出版社内容情報

私たちが空気のように利用しているインターネットは社会インフラとなり、政治、経済、外交、安全保障など多くの分野で存在感を増している。

しかし、その深いところで何が起きているのか、はあまり知られていない。

広がるインターネットの闇や様々な狙いが渦巻く最前線で起こる論点と競争・対立を理解しよう。

どうしたら、インターネットの恩恵は未来でも得られるのか、が見えてくる一冊。

――――――――――――

「Web3」「生成AI」など、最新技術が話題になる一方で、インターネットの世界に何が起きているのかをきちんと把握している人はどのくらいいるのでしょうか?

「グローバルなインターネットの時代は終わった」2022年秋、米シンクタンクが公開した報告書は衝撃の一言で始まっていました。

元来、インターネットは民間の人たちが構築し相互につながり合うことで機能しています。そしてその自由さ、柔軟さ=グローバルさこそがネット特有のしなやかな発展を実現してきたのです。

最大の特徴に「終わり」が告げられた今、どのような競争や対立が起きているのかを知り、これからのインターネットを考えてみませんか。

長年にわたり政策の立場から国や企業のルールをつくる側、そして使う側としてインターネットの発展を見つめてきた著者がその最前線を解説します。

いま、世界の最前線で議論されている10のこと
論点1. 「有形資産」と「無形資産」
論点2. 「モノ中心主義」と「サービス中心主義」
論点3. 「新自由主義」と「修正資本主義」
論点4. 「事前規制」と「事後規制」
論点5. 「ハードロー」と「ソフトロー」
論点6. 「差別」と「区別」
論点7. 「国内ルール」と「国際ルール」
論点8. 「自由主義国家」と「権威主義国家」
論点9. 「マルチステークホルダー主義」と「マルチラテラル主義」
論点10. 「セキュリティ」と「利便性」と「プライバシー」

内容説明

「グローバルなインターネットの時代は終わった」2022年秋、米シンクタンクが公開した報告書は衝撃の一言で始まっていた。新型コロナウイルス、ウクライナ紛争―。インターネットが社会インフラとなり、政治、経済、外交、安全保障など多くの分野で存在感を増している。しかし、その深いところで何が起きているのか、という点はあまり知られていない。ではいったい、インターネットの世界に何が起きているのか。元来、インターネットは民間の人たちが構築し相互につながり合うことで機能している。その自由さ、柔軟さ=グローバルさこそがネット特有のしなやかな発展を実現してきた。最大の特徴に「終わり」が告げられた今、その最前線でどのような競争や対立が起きているのかを理解し、これからのインターネットを考える。インターネットの恩恵をすべての人が得られる未来のために、まずは最新論点を知り、議論に参加しよう。

目次

第1章 新しいデジタルへの契機(パンデミックが変えた社会;デジタル戦としてのウクライナ紛争;デジタル技術の使い方;低下するインターネットの自由;データ駆動社会のつくり方)
第2章 データ資本への変遷(120年前の予言;第二段階に入ったデジタル革命 ほか)
第3章 データ流通基盤の幕開け(集中と分散;巨大プラットフォーマーが変えたサイバー空間;Web3の登場;デジタル政策への拡張;政策における中立性とは何か;背景にあるネットワーク構造の大転換;差別か区別か;ネットワーク構造と通信主義)
第4章 デジタル民主主義を巡る対立(インターネット誕生とその基本精神;自由主義国家vs.権威主義国家;NewIPの狙い;各層で先鋭化する両陣営の対立;到来するデジタル冷戦の時代;マルチステークホルダー主義は有効か;デジタル冷戦に備える日本の安全保障;デジタル民主主義とインターネットガバナンス)
第5章 インターネットの未来(データ騒動社会―「集中」から「分散」へ;本書から浮かび上がる10の論点;AIとG7の歩み;10年後のネットワーク;インターネットの未来のために)

著者等紹介

谷脇康彦[タニワキヤスヒコ]
インターネットイニシアティブ(IIJ)取締役副社長。愛媛県出身。1984年郵政省(現総務省)入省。内閣審議官・内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)副センター長、総務省情報通信国際戦略局長、政策統括官(情報セキュリティ担当)、総合通信基盤局長、総務審議官などを経て2021年総務省退官。2022年より現職。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)特別招聘教授。デジタル政策フォーラム(DPFJ)顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

9
自律、分散、協調の基本精神で広がったインターネットは、今や社会経済システムの中心に位置づけられた。それとともにデータという無形資産が発生しており、データ分析がこれまで以上に重要視される社会になる。ネットワークは国境を越え世界はつながったが、運用規制は政府ではなくあくまでも民間に委ねられる、というのが印象深い。2023/12/11

gokuri

5
著者は、総務省官僚から転身しIIJの現副社長。 2000年以降のインターネットのグローバルの情勢が俯瞰でき、たいへん勉強になった。 特に、自由主義国家対権威主義国家の両陣営の争いは、今後ますます鮮明かつ熾烈なものになると予想され、世界の覇権争いの縮図のようだ。 あらためて、権威主義国家におけるネットワーク・データによる統制の効率の良さ、自由主義国家における多様性の重要性とその管理の困難性に思いを巡らせ読了2023/10/26

おくてつ

4
日経関係のサイトで色々宣伝されていて気になった一冊。図書館の新着で借りられたけど、結局返却期限が迫ってきたので、ほとんど斜め読み。 集中と分散の繰り返し。マルチステークホルダー主義とマルチラテラル主義。トランプやマスクを見ていると、自由と言っているものがどこまで本物なのか信じきれない世の中で、統一はされないよな。今年の春までファイヤーウォールの向こうの世界を体験していたからこそ、なおさらそう思う。結局、軍事から始まっているしね。2023/11/22

Masayuki Shimura

2
【データ駆動社会を実現するカギは「集中と分散」の適正なバランスをどのように実現していくのかという点にあります】(文中より引用)・・・・・2023年現在で論点となっているポイントが端的かつわかりやすくまとめられた作品。普段使用している上ではなかなかつかみづらい時流の変化や議論の方向性を大きく把握するのに適しているかと思います。2023/10/24

nemuo

1
思った以上に良書。タイトルが良ければもっと売れるはず。インターネットというかDX全般について繰り返される「集中と分散」を重要な要素として語る。そしてどうやって適正なバランスを取っていくか最後に10の論点で示している。著者が言いたい内容が過不足なく分かりやすく書かれている印象。変な押し付けや過度な主張もなく、シンプルな書き方も良い。まあそのせいでちょっと教科書っぽく感じてしまうかもしれないが。2024/02/05

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