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出版社内容情報
職場、取引先、身内、ママ友、ご近所…
イヤなことをされる、困っている、本当は言い返したい。
だけど、この関係性は壊せない
つい「この場さえ我慢すれば」と思ってしまう自分を救う知的戦略
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「本音は正義」「嘘をつかないことが、無条件にかっこいいことである」
という話が、最近、いろいろなところから聞こえてきます。
しかし、本当にそうでしょうか?
その場限りの、二度と会わない相手ならばいいかもしれませんが、
壊してしまったらあまりにも失うものが大きい関係性に対しては、
「別の戦略」を考えてもいいように思います。
イヤだ、不快だという自分の気持ちを無視したり、
心を殺してなかったことにするのではなく、
返す言葉に、「エレガントな毒」として含ませる。
言いたいことを言うけれども、
相手を直接傷つけたり、関係性を破壊してしまったりしない。
そんな「大人の教養」と「古都・京都が育んだ人間関係のエッセンス」を、
一緒に学んでみませんか。
内容説明
脳は、「打ち負かしたい」「論破したい」もの―冷たくざらついた本音を言って、傷つけ合うコミュニケーションをとるのではなく、あたたかくやわらかな嘘で相手をしずかに見下し、思いやりながら距離をとる。そうすれば、事情が変化した、まさにその時、切らずに、あいまいな形で塩漬けにしておいた関係性を、コストもリスクも最小限に抑えた形で再構築できるはず―。NOを言わずにNOを伝える“大人の教養”を、一緒に身につけてみませんか。
目次
1章 NOを言わずにNOを伝えるコミュニケーションが今こそ必要な理由(あれこれ考えてしまって、自分の気持ちを言えないあなたへ;NOを言「え」ないvs.NOを言「わ」ない ほか)
2章 シチュエーション別 エレガントな毒の吐き方を京都人に聞きました(無理な依頼をお断りしたいとき;迷惑をかけられて困っているとき ほか)
3章 「困った」「イヤだ」を賢く伝える7+3のレッスン(「褒めている」ように見せかける;「(遠回しな)質問」で、相手自身に答えを出させる ほか)
4章 科学の目で見る京都戦略(コミュニケーションに「絶対ルール」はない;京都式と江戸式の違いはどこからくるのか? ほか)
5章 ブラックマヨネーズに聞く!京都人の驚異の言語センスと笑い(ブラックマヨネーズを生んだ京都という土地;ブラックマヨネーズのすごさに中野が思うこと ほか)
著者等紹介
中野信子[ナカノノブコ]
東京都生まれ。脳科学者、医学博士。東日本国際大学教授、京都芸術大学客員教授、森美術館理事。2008年東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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